COM+ 変換の結果と問題
MTS パッケージを手動で COM+ アプリケーションに変換するか、Microsoft Windows セットアップ プロセスで自動的に行うか、いずれを選択した場合でも、変換の結果と問題点に注意する必要があります。
変換されるもの
変換中、MTSTOCOM ユーティリティは、ロール、ロールの割り当て、インターフェイス、メソッド、ユーザー、コンピューターの一覧、およびほとんどのコンピューター設定を変換します。 MTSTOCOM ユーティリティはまた、MTS パッケージの ID とパスワードも変換します。
MTS で使用できなかった新しい COM+ 属性は、変換されたすべての MTS コンポーネントに対して自動的に次の既定値に設定されます。 これらの既定値は、コンポーネント サービス管理ツールまたは COM+ 管理インターフェイスを使用して変更できます。
- JIT アクティベーションが有効になっています。
- オブジェクト プールが無効になっています。
- 同機はトランザクション設定と同じです。
変換の問題
COM+ は、Windows のインストール時に自動的にインストールされます。 COM+ をアンインストールすることはできません。 既存の MTS のアップグレードおよび COM+ のインストールに関連する問題点は次のとおりです。
- 現在 MTS 1.0 を使用している場合、MTS は自動的に COM+ にアップグレードされます。 ただし、ユーザー定義のパッケージは失われ、再作成する必要があります。
- 現在 MTS 2.0 を使用している場合、MTS は自動的に COM+ にアップグレードされます。 すべてのユーザー定義のパッケージは COM+ アプリケーションにアップグレードされます。 すべてのコンポーネントが、MTS 2.0 の場合と同様に動作する必要があります。
- MTS 1.0 と MTS 2.0 を使用していて、SDK オプションをインストールしている場合、SDK ファイルが削除されます。 Microsoft Windows SDK を使用して、最新の COM+ SDK をインストールできます。
- COM+ コンピューターからリモート MTS コンピューターを管理することはできません。
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