MTS 管理ライブラリ

COM+ 管理インターフェイスに付属する MTS 管理ライブラリによって、MTS 2.0 管理ライブラリとの下位互換性が確保されます。 既存の MTS 2.0 管理コードのほとんどは、用意された MTSAdmin ライブラリで引き続き機能しますが、一部の機能が変更されています。

新機能を利用する場合、または初めて管理コードを記述する場合、COMAdmin ライブラリを使用する必要があります。

現在の MTS 管理ライブラリの次の要素は、MTS 2.0 管理ライブラリから変更されます。

  • IRemoteComponentUtil インターフェイスは使用できなくなりました。
  • RemoteComponents コレクションは使用できなくなりました。
  • RoleID プロパティは使用できなくなりました。キーとしてロール名が使用されるようになりました。
  • ExportPackage メソッドは、client.exe をエクスポートしなくなりました。
  • RemoteComponentInstallPath プロパティが LocalComputer コレクションで公開されなくなりました。
  • ApplicationInstallPath プロパティは LocalComputer コレクションで公開されなくなります。
  • システム パッケージの名前がシステム アプリケーションになりました。
  • ユーティリティ パッケージの名前が COM+ ユーティリティになりました。
  • IsSystem プロパティは MTSAdmin のコンポーネント コレクションに存在しますが、チェックされると "NotImpl" が返され、設定されている場合は保存されません。
  • PackageName プロパティは コンポーネント コレクションでサポートされなくなりました。 パッケージの名前を確認するには、今後は PackageID を取得し、Packages コレクションで一致するパッケージを見つける必要があります。
  • InterfacesForComponent コレクションには、次のプロパティが存在しなくなりました。
    • ProxyCLSID
    • ProxyDLL
    • ProxyThreadingModel
    • TypeLibFile
    • TypeLibID
    • TypeLibLangID
    • TypeLibPlatform
    • TypeLibVersion

MTS からの自動変換

COM+ 変換の結果と問題

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