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影の効果

影効果を使用して、イメージのアルファ チャネルから影を生成します。 高いアルファ値の場合は影が不透明になり、アルファ値が小さい場合はより透明になります。 ぼかしの量と影の色を設定できます。

この効果の CLSID はCLSID_D2D1Shadow。

画像の例

次の例は、元の場所で合成されたソース イメージを使用して、シャドウ効果の出力を上下に翻訳したものです。 影効果は影のみを出力します。

変更前
効果の前の画像。
クリック後
変換後のイメージ。
ComPtr<ID2D1Effect> shadowEffect;
m_d2dContext->CreateEffect(CLSID_D2D1Shadow, &shadowEffect);

shadowEffect->SetInput(0, bitmap);

// Shadow is composited on top of a white surface to show opacity.
ComPtr<ID2D1Effect> floodEffect;
m_d2dContext->CreateEffect(CLSID_D2D1Flood, &floodEffect);

floodEffect->SetValue(D2D1_FLOOD_PROP_COLOR, D2D1::Vector4F(1.0f, 1.0f, 1.0f, 1.0f));

ComPtr<ID2D1Effect> affineTransformEffect;
m_d2dContext->CreateEffect(CLSID_D2D12DAffineTransform, &affineTransformEffect);

affineTransformEffect->SetInputEffect(0, shadowEffect.Get());

D2D1_MATRIX_3X2_F matrix = D2D1::Matrix3x2F::Translation(20, 20));

affineTransformEffect->SetValue(D2D1_2DAFFINETRANSFORM_PROP_TRANSFORM_MATRIX, matrix);

ComPtr<ID2D1Effect> compositeEffect;
m_d2dContext->CreateEffect(CLSID_D2D1Composite, &compositeEffect);

compositeEffect->SetInputEffect(0, floodEffect.Get());
compositeEffect->SetInputEffect(1, affineTransformEffect.Get());
compositeEffect->SetInput(2, bitmap);

m_d2dContext->BeginDraw();
m_d2dContext->DrawImage(compositeEffect.Get());
m_d2dContext->EndDraw();

Effect プロパティ

表示名とインデックス列挙 説明
BlurStandardDeviation
D2D1_SHADOW_PROP_BLUR_STANDARD_DEVIATION
画像のアルファ チャネルに適用されるぼかしの量。 標準偏差に 3 を掛けることで、カーネルのぼかし半径を計算できます。 標準偏差とぼかし半径の両方の単位は DIP です。
このプロパティは 、ガウス ぼかし 標準偏差プロパティと同じです。
型は FLOAT です。
既定値は 3.0f です。
Color
D2D1_SHADOW_PROP_COLOR
ドロップ シャドウの色。 このプロパティは、(R、G、B、A) として定義されたD2D1_VECTOR_4Fです。 この色は、直線アルファで指定する必要があります。
型がD2D1_VECTOR_4F。
既定値は {0.0f、0.0f、0.0f、1.0f} です。
最適化
D2D1_SHADOW_PROP_OPTIMIZATION
パフォーマンス最適化のレベル。
型がD2D1_SHADOW_OPTIMIZATION。
既定値は D2D1_SHADOW_OPTIMIZATION_BALANCED です。

最適化モード

Name 説明
D2D1_DIRECTIONALBLUR_OPTIMIZATION_SPEED 比較的小さい半径での事前スケーリングなどの内部最適化を適用します。 線形フィルター処理を使用します。
D2D1_DIRECTIONALBLUR_OPTIMIZATION_BALANCED 速度モードと同じ最適化しきい値を使用しますが、三線フィルター処理を使用します。
D2D1_DIRECTIONALBLUR_OPTIMIZATION_QUALITY 大きなぼかし半径を持つ内部最適化のみを使用します。近似値は表示される可能性が低くなります。 三線フィルター処理を使用します。

出力ビットマップ

出力ビットマップのサイズは、ぼかし出力のサイズです。 元のビットマップに対する出力ビットマップの増加量は、次の式を使用して計算できます。

出力ビットマップの増加 (X および Y) = BlurStandardDeviation (デバイスに依存しないピクセル (DIP)*6*(ユーザー DPI)/96

出力はすべての方向で等しく増加するため、たとえば、各方向でサイズが 10 ピクセル増加した場合、ビットマップの左上隅は (-5、-5) にあり、右下は (105, 105) になります(図に示すように)。

シャドウ 効果の出力サイズの増加図。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 7 のWindows 8とプラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |Windows ストア アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 7 のWindows 8とプラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |Windows ストア アプリ]
Header d2d1effects.h
ライブラリ d2d1.lib、dxguid.lib

ID2D1Effect