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彩度効果

画像の彩度を変更するには、この効果を使用します。 彩度効果は、 カラー マトリックス 効果の特殊化です。

この効果の CLSID はCLSID_D2D1Saturation。

画像の例

次の例は、彩度が 0% の彩度効果の入力画像と出力画像を示しています。

変更前
効果の前の画像。
クリック後
変換後のイメージ。
ComPtr<ID2D1Effect> saturationEffect;
m_d2dContext->CreateEffect(CLSID_D2D1Saturation, &saturationEffect);

saturationEffect->SetInput(0, bitmap);

saturationEffect->SetValue(D2D1_SATURATION_PROP_SATURATION, 0.0f);

m_d2dContext->BeginDraw();
m_d2dContext->DrawImage(saturationEffect.Get());
m_d2dContext->EndDraw();

効果は、D2D1_SATURATION_PROP_SATURATION プロパティで指定した彩度の値 (ここでの式 1) に基づいてカラー マトリックスを計算します。 行列式を次に示します。

飽和行列を計算するための数式。

作成されるマトリックスは、飽和値にのみ依存します。 特定のマトリックスが必要な場合は、 カラー マトリックス 効果を使用できます。

この効果は、事前に乗算されたアルファ画像を消費して出力します。 効果は、完全に不透明でない限り、直線のアルファ画像では機能しません。

Effect プロパティ

表示名とインデックス列挙 型と既定値 説明
[鮮やかさ]
D2D1_SATURATION_PROP_SATURATION
FLOAT
0.5f
イメージの彩度。 彩度は 0 ~ 1 の値に設定できます。 1 に設定すると、出力イメージは完全に飽和状態になります。 0 に設定すると、出力イメージはモノクロになります。 彩度の値は単位なしです。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 7 のWindows 8とプラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |Windows ストア アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 7 のWindows 8とプラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |Windows ストア アプリ]
Header d2d1effects.h
ライブラリ d2d1.lib、dxguid.lib

ID2D1Effect