環境マッピング (Direct3D 9)

環境マッピングは、レイ トレーシングを使用せずに高反射サーフェスをシミュレートする手法です。 実際には、環境マッピングは、オブジェクトを囲むシーンのイメージを含む特殊なテクスチャ マップをオブジェクト自体に適用します。 結果は、レイ トレーシングに関係する複雑な計算を行うことなく、目をだますのに十分近い反射面の外観を近似します。

次の図は、球面環境マッピングと呼ばれる環境マッピングの種類を示しています。 詳細については、「 球面環境マッピング」を参照してください。

周囲を反映するテクスチャが適用されたティーポットの図

この画像のティーポットは周囲を反映しているように見えます。これは実際には、オブジェクトに適用されているテクスチャです。 環境マッピングではテクスチャが使用され、特別に計算されたテクスチャ座標と組み合わされるため、リアルタイムで実行できます。

このセクションでは、Direct3D を使用して 2 種類の一般的な環境マッピングを実行する方法について説明します。 グラフィックス業界全体で使用されている環境マッピングには多くの種類がありますが、次のトピックでは、キュービック環境マッピングと球面環境マッピングの 2 つの最も一般的な形式を対象としています。

ピクセル パイプライン