エラー ログ クラスの作成
[このページに関連付けられている機能 DirectShow は、従来の機能です。 MediaPlayer、IMFMediaEngine、Media Foundation のオーディオ/ビデオ キャプチャに置き換わりました。 これらの機能は、Windows 10とWindows 11用に最適化されています。 新しいコードでは、可能であれば、DirectShow ではなく Media Foundation で MediaPlayer、IMFMediaEngine、Audio/Video Capture を使用することを強くお勧めします。 Microsoft は、レガシ API を使用する既存のコードを、可能であれば新しい API を使用するように書き換えるよう提案しています。]
[この API はサポートされていないため、今後変更または使用できない可能性があります。]
このトピックでは、 DirectShow Editing Services でエラー ログを実装する方法について説明します。
まず、エラー ログを実装するクラスを宣言します。 クラスは IAMErrorLog インターフェイスを継承します。 これには、3 つの IUnknown メソッドの宣言と、 IAMErrorLog の 1 つのメソッドの宣言が含まれています。 クラス宣言は次のとおりです。
class CErrReporter : public IAMErrorLog
{
protected:
long m_lRef; // Reference count.
public:
CErrReporter() { m_lRef = 0; }
// IUnknown
STDMETHOD(QueryInterface(REFIID, void**));
STDMETHOD_(ULONG, AddRef());
STDMETHOD_(ULONG, Release());
// IAMErrorLog
STDMETHOD(LogError(LONG, BSTR, LONG, HRESULT, VARIANT*));
};
クラスのメンバー変数は、オブジェクトの参照カウントを保持するm_lRefのみです。
次に、 IUnknown でメソッドを定義します。 次の例は、これらのメソッドの標準実装を示しています。
STDMETHODIMP CErrReporter::QueryInterface(REFIID riid, void **ppv)
{
if (ppv == NULL) return E_POINTER;
*ppv = NULL;
if (riid == IID_IUnknown)
*ppv = static_cast<IUnknown*>(this);
else if (riid == IID_IAMErrorLog)
*ppv = static_cast<IAMErrorLog*>(this);
else
return E_NOINTERFACE;
AddRef();
return S_OK;
}
STDMETHODIMP_(ULONG) CErrReporter::AddRef()
{
return InterlockedIncrement(&m_lRef);
}
STDMETHODIMP_(ULONG) CErrReporter::Release()
{
// Store the decremented count in a temporary
// variable.
ULONG uCount = InterlockedDecrement(&m_lRef);
if (uCount == 0)
{
delete this;
}
// Return the temporary variable, not the member
// variable, for thread safety.
return uCount;
}
COM フレームワークが配置された状態で、 IAMErrorLog インターフェイスを実装できるようになりました。 次のセクションでは、これを行う方法について説明します。
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