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HTTP サーバー API エラー ログの構成

HTTP サーバー API エラー ログは、次に示す HTTP\Parameters キー以下の 3 つのレジストリ値で制御されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE
   System
      CurrentControlSet
         Services
            HTTP
               Parameters

Note

Windows オペレーティング システムの今後のバージョンでは、構成値の場所と形式が変更される可能性があります。

ユーザーがレジストリ値を変更し、ログ ファイルとそのファイルがあるフォルダーを表示または変更するには、管理者/ローカル システム権限が必要になります。

HTTP サーバー API ドライバーが起動する際には、レジストリ値の構成情報が読み込まれます。 結果として、設定が変更されていれば、ドライバーを停止し、再起動して新しい値を読み取る必要があります。 この処理を行うには、次のコンソール コマンドを使用できます。

net stop http

net start http

ログ ファイルは、次の規則に従って命名されます。

httperr + SequenceNumber + .log

たとえば、"httperr4.log" などです。

ログ ファイルは、ErrorLogFileTruncateSize レジストリ値で指定された最大サイズに達すると循環します。この値を 1 メガバイト (MB) 未満にすることはできません。

エラー ログの構成が無効な場合、またはログ ファイルへの書き込み中に何らかのエラーが発生した場合、HTTP サーバー API はイベント ログを使用して、エラー ログが出力されなかったことを管理者に通知します。

次の表では、レジストリの構成値について説明しています。

レジストリ値 説明
EnableErrorLogging DWORD 値。エラー ログを有効にするには 1 (True の意味) に、無効にするには 0 (False の意味) に設定します。 既定値は 1です。
ErrorLogFileTruncateSize エラー ログ ファイルの最大サイズをバイト単位で指定する DWORD 値。 既定値は、1 MB (0x100000) です。
メモ: 既定値より小さい値を指定することはできません。
ErrorLoggingDir HTTP サーバー API によるログ ファイルの配置先フォルダーを指定する String 値。
HTTP サーバー API は、ログ ファイルの配置先として指定されたフォルダー内に、"HTTPERR" という名前のサブフォルダーを作成します。 このサブフォルダーとログ ファイルのアクセス許可設定は同じになります。つまり、管理者アカウントとローカル システム アカウントにはフル アクセス権がありますが、他のユーザーにはアクセス権がありません。
レジストリでフォルダーが指定されていない場合、既定のフォルダーは次のようになります。
"%SystemRoot%\System32\LogFiles"
メモ: 文字列値 ErrorLoggingDir には完全修飾パスを指定する必要がありますが、"%SystemRoot%" を含めることもできます。