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High-Definition オーディオの使用 (Microsoft Media Foundation)

高解像度オーディオは、Windows Media Audio コーデックのコンテキストでは、サンプルあたり 2 つ以上のチャネルまたは 16 ビットを超える任意のオーディオの種類です。 高解像度オーディオは、 Windows Media Audio Encoder の Professional カテゴリと Lossless カテゴリでサポートされています。

圧縮されていない高解像度オーディオの種類は、 WAVEFORMATEXTENSIBLE 構造体を使用して定義されます。 WAVEFORMATEXTENSIBLE は、 WAVEFORMATEX 構造体の構造化された拡張です。 DLO を使用している場合は、通常のオーディオの場合と同様に、高解像度のオーディオの種類を記述する DMO_MEDIA_TYPE 構造体のformattype メンバーをWMCFORMAT_WaveFormatExに設定する必要があります。WAVEFORMATEXTENSIBLE の特別な形式識別子はありません。 形式で WAVEFORMATEXTENSIBLE を使用する場合は、WAVEFORMATEX 構造体の cbSize メンバーを 22 に設定する必要があります。

Media Foundation を使用する場合は、関数 MFInitMediaTypeFromWaveFormatEx を使用して、WAVEFORMATEXTENSIBLE 構造体から正しいメディアの種類を構築できます。

Windows Media Audio 10 Professional コーデックでサポートされているマルチチャネル出力の種類では 、WAVEFORMATEXTENSIBLE は使用されませんが、 WAVEFORMATEX 構造体のサンプルあたりのチャネル数とビット数は正しく報告されます。 圧縮された Windows Media Audio コンテンツを記述するすべてのオーディオの種類と同様に、デコーダーによって圧縮解除に使用される WAVEFORMATEX 構造体に追加情報が追加されます。

オーディオHigh-Definitionデコード

高解像度オーディオをデコードするには、MFPKEY_WMADEC_HIRESOUTPUT プロパティを VARIANT_TRUE に設定する必要があります。 このプロパティが設定されていない場合、デコーダーは、圧縮形式に関係なく、サンプルあたり最大 16 ビットのステレオ コンテンツを配信します。

注意

高解像度オーディオは、Windows XP、Windows Vista 以降でのみサポートされます。 以前のバージョンの Windows では、高解像度でエンコードされた Windows Media Audio コンテンツは、サンプルあたり最大 16 ビットの 2 チャネル オーディオとしてレンダリングされます。

 

オーディオの操作