インターフェイス登録ファイル

インターフェイス登録ファイルは、DLL または EXE ファイルにパッケージ化された COM インターフェイスの登録に役立つ情報を収集します。 インターフェイス登録ファイルは、複数の異なる IDL ファイルのコンパイルから情報を収集できるため、他の生成されたファイルとは異なります。 COM インターフェイスに対して実行される各 MIDL コンパイラは、最初に既存の dlldata.c ファイルを検索し、ファイルが見つからない場合は、新しい dlldata.c ファイルが作成されます。 dlldata.c ファイルが見つかった場合は、現在の IDL に関する情報が追加されるか (存在しない場合)、または置き換えられます。

並列 MIDL コンパイルでは同時にファイルへの書き込みが禁止されるため、インターフェイス登録ファイルはマルチプロセッサ環境で安全に生成または更新されます。 dlldata.c ファイルはビルド環境またはユーザーによって読み取り専用としてマークできるため、MIDL コンパイラは、開くことができないファイルを待機するためのタイムアウト アプローチを実装し、タイムアウトの有効期限が切れた場合に適切なエラー メッセージを発行します。

入力ファイルから生成されるインターフェイス登録ファイルの既定の名前は dlldata.c です。 /dlldata MIDL コンパイラ スイッチを使用して、ファイルの既定の名前をオーバーライドできます。 インターフェイス登録ファイルの既定の名前をオーバーライドすることは、共通バイナリにパッケージ化された一部の IDL ファイルが異なるディレクトリに存在する場合に特に便利です。

プロキシ DLL のビルドと登録