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構成可能なマージ モジュール

マージ モジュール (.msm ファイル) は、マージ モジュールのコンシューマーによる構成が可能な属性を含むよう作成できます。 これにより、インストール パッケージとモジュールがエンド ユーザーによってマージおよびインストールされる際にマージ モジュールを構成できます。 構成可能なマージ モジュールには Mergemod.dll バージョン 2.0 が必要ですが、任意のバージョンの Windows インストーラーで実行できます。

構成可能なマージ モジュールの実装は、2 つの部分で構成されます。 まず、マージ モジュール (.msm ファイル) を作成するときに、マージ モジュール作成者は、どの項目が変更可能で、モジュール ユーザーがこれらの項目をどのように構成できるかを指定する情報をモジュール データベースに追加します。 作成者は、構成可能な情報用に予約されているマージ モジュール データベース テーブル (ModuleConfiguration テーブルModuleSubstitution テーブル) にエントリを追加し、_Validation テーブルを更新し、構成可能なマージ モジュール テーブルのエントリを ModuleIgnoreTable テーブルに追加します。 Mergemod.dll バージョン 2.0 より前のバージョンと互換性を持たせるようにするには、ModuleIgnore テーブルへの追加が必要です。

次に、モジュールをインストール パッケージ (.msi ファイル) にマージする際に、モジュールのエンド ユーザーはマージ ツールを使用します。 マージ ツールは Mergemod.dll を呼び出して、モジュール内の構成情報をクライアント構成ツールに公開します。 構成ツールはエンド ユーザーと対話できますが、使用可能なすべての構成オプションを公開する必要はありません。 ユーザーが構成可能な項目の選択を拒否した場合、モジュールは既定値を提供することができます。 ユーザーが構成ツールに対して選択を行った後、マージ ツールは Mergemod.dll を呼び出してマージを実行します。

構成可能なマージ モジュールは、Mergemod.dll バージョン 2.0 より前のツールと完全に互換性があります。 このような場合、ツールはモジュールの既定値を使用します。

詳細については、「構成可能なマージ モジュールの使用」を参照してください。