次の方法で共有


カスタム アクションの戻り処理オプション

このトピックでは、カスタム アクション スレッドの処理を制御するために使用できるオプション フラグを示します。 フラグを使用して、メイン アクション スレッドとカスタム アクション スレッドの同期実行 (Windows インストーラーが、カスタム アクション スレッドの完了を待機してからメイン インストール スレッドを再開する) または非同期実行 (メイン インストールの続行中に Windows インストーラーが同時にカスタム アクションを実行する) を指定します。

オプション フラグを有効にするには、次の表に示す値を CustomAction テーブルの Type フィールドの値に追加します。

一定 16 進数 Decimal (10 進数型) 説明
(なし) 0x00000000 +0 終了コードが 0 (ゼロ) でない場合に失敗する同期実行。
フラグ msidbCustomActionTypeContinue が設定されていない場合、カスタム アクションは「カスタム アクションの戻り値」で説明されている戻り値の 1 つを返す必要があります。
msidbCustomActionTypeContinue 0x00000040 +64 終了コードを無視して続行する同期実行。
msidbCustomActionTypeAsync 0x00000080 +128 シーケンスの最後で終了コードを待機する非同期実行。
このオプションは、同時実行インストールロールバック カスタム アクション、またはスクリプト カスタム アクションでは使用できません。
msidbCustomActionTypeAsync + msidbCustomActionTypeContinue 0x00000040 + 0x00000080 +192 完了を待機しない非同期実行。
Windows インストーラーが終了した後も実行が続きます。
このオプションは、種類が EXE のカスタム アクション、すなわち実行可能ファイルのみで使用できます。
他のすべての種類のカスタム アクションは、インストール セッション内のみで非同期にすることができ、インストールが終了するためには停止する必要があります。
このオプションは、同時実行インストールでは使用できません。