Patch オブジェクト

Patch オブジェクトは、登録または適用された修正プログラムの一意のインスタンスを表します。

オブジェクトは、Patch プロパティを "WindowsInstaller.Installer.Patch(PatchCode, ProductCode, UserSid, Context)" としてインスタンス化できます。 マシン コンテキストの場合、UserSid パラメーターは空の文字列である必要があります。 ProductCode は、登録のみされていて、どの製品にもまだ適用されていない修正プログラムの空の文字列に設定できます。 修正プログラムのソース リスト情報の読み取りまたは更新のみを行う場合は、ProductCode を空の文字列に設定できます。

メンバー

Client オブジェクトには、次の種類のメンバーがあります。

メソッド

Patch オブジェクトには、次のメソッドがあります。

方法 説明
SourceListAddMediaDisk 登録済みディスクのセットにディスクを追加します。
SourceListAddSource ソース リストにネットワークまたは URL ソースを追加します。
SourceListClearAll 指定した種類のソースの完全なソース リストを消去します。
SourceListClearMediaDisk ソース リストの登録済みディスクのセットからディスクを削除します。
SourceListClearSource ソースリストからネットワークまたは URL ソースを削除します。
SourceListForceResolution ソース リストから最後に使用したソースを消去します。 これにより、次にソースが必要な場合にソース リストの解決が強制されます。

 

プロパティ

Patch オブジェクトには、次のプロパティがあります。

プロパティ 説明
Context
この修正プログラム インスタンスのコンテキストは MSIINSTALLCONTEXT 値です。
MediaDisks
この修正プログラム インスタンスのすべてのメディア ディスクを列挙します。
PatchCode
修正プログラム コードを返します。
PatchProperty
製品の特定のインスタンスに適用される特定の修正プログラムに関するプロパティ情報を取得します。
ProductCode
製品コードを返します。
SourceListInfo
ソース情報のプロパティを取得して設定します。 これは、読み取りまたは書き込みプロパティです。
変換元
この修正プログラム インスタンスのすべてのソースを列挙します。
State
修正プログラムのインストール状態。
UserSid
この修正プログラム インスタンスを使用できるアカウントで、ユーザー SID を返します。

 

必要条件

要件
バージョン
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000 上の Windows インストーラー 3.0 以降
[DLL]
Msi.dll
IID
IID_IPatch は 000C10A1-0000-0000-C000-000000000046 として定義されます

こちらもご覧ください

Windows インストーラーのスクリプト作成の例