REBOOT プロパティ
REBOOT プロパティは、システムの再起動に関する特定のプロンプトを抑制します。 管理者は通常、一連のインストールでこのプロパティを使用し、複数の製品を同時にインストールして、最後に再起動を 1 回だけ行います。 詳細については、「システムの再起動」を参照してください。
ForceReboot アクションと ScheduleReboot アクションは、システムの再起動をユーザーに求めるダイアログを表示するようにインストーラーに通知します。 インストーラーは、シーケンス内に ForceReboot および ScheduleReboot アクションがあるかどうかに関わらず、再起動が必要であると判断することもできます。 たとえば、インストール中に使用中のファイルを置き換える必要がある場合、インストーラーは再起動を求めるダイアログを表示します。
再起動のための特定のプロンプトは、次のように REBOOT プロパティを設定することで抑制できます。
REBOOT 値 | 説明 |
---|---|
Force | 常にインストールの最後に再起動を求めるダイアログを表示します。 UI では常に、最後に再起動するためのオプションをユーザーに求めるダイアログが表示されます。 ユーザー インターフェイスがなく、これが複数パッケージのインストールではない場合、システムはインストールの終了時に自動的に再起動します。 これが複数パッケージのインストールの場合、システムの自動再起動は行われず、インストーラーは ERROR_SUCCESS_REBOOT_REQUIRED を返します。 |
Suppress | インストールの最後に再起動を求めるプロンプトを抑制します。 インストーラーは以前として、ForceReboot アクションが発生するたびに、インストール中に再起動するためのオプションをユーザーに求めるダイアログを表示します。 ユーザー インターフェイスがない場合、システムは各 ForceReboot で自動的に再起動します。 インストール終了時の再起動 (使用中のファイルをインストールしようとしたことによるものなど) は抑制されます。 |
ReallySuppress | インストール中に ForceReboot によって開始されるすべての再起動と再起動プロンプトを抑制します。 すべての再起動とインストール終了時の再起動プロンプトを抑制します。 再起動プロンプトと再起動自体の両方が抑制されます。 例えば、使用中のファイルをインストールしようとしたことによる、インストール終了時の再起動は抑制されます。 |
インストーラーは REBOOT プロパティの最初の文字のみを評価します。
要件 | 値 |
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バージョン |
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003 または Windows XP の Windows インストーラー。 Windows インストーラーのバージョン別に必須となる最小 Windows サービス パックに関する詳細については、Windows インストーラーの実行時の要件に関する記事を参照してください。 |