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where コマンド

where コマンドは、ソースまたはターゲット領域を指定する四角形を取得します。 この四角形は put コマンドを使用して指定されました。 デジタル ビデオおよびビデオ オーバーレイ デバイスは、このコマンドを認識します。

このコマンドを送信するには、lpszCommand パラメーターを次のように設定して mciSendString 関数を呼び出します。

_stprintf_s(
  lpszCommand, 
  TEXT("where %s %s %s"), 
  lpszDeviceID, 
  lpszRequestRect, 
  lpszFlags
); 

パラメーター

lpszDeviceID

MCI デバイスの識別子。 この識別子またはエイリアスは、デバイスを開いたときに割り当てられます。

lpszRequestRect

次元が取得される四角形を識別するフラグ。 次の表に、 where コマンドと各種類で使用されるフラグを認識するデバイスの種類を示します。

説明 説明
digitalvideo destinationdestination maxframeframe maxsource source maxvideovideo maxwindowwindow max
overlay destinationframe sourcevideo

次の表に、 lpszRequestRect パラメーターで指定できるフラグとその意味を示します。

説明
destination 変換先のオフセットとエクステントを取得します。 ビデオ オーバーレイ デバイスの場合、変換先の四角形は、フレーム バッファーからの画像データを表示する表示ウィンドウ クライアント領域の領域を定義します。
destination max クライアントの四角形の現在のサイズを取得します。
frame フレーム バッファーの四角形のオフセットと範囲を取得します。 フレーム バッファーの四角形は、受信ビデオ データを受信するフレーム バッファーの領域を定義します。 "ビデオ" 四角形の画像は、この領域にスケーリングされます。
frame max フレーム バッファーの最大サイズを返します。
source ソース オフセットとエクステントを取得します。 ビデオ オーバーレイ デバイスの場合、ソースの四角形は、ターゲット ウィンドウに表示されるフレーム バッファーの領域を定義します。 デバイスは、この四角形を使用して画像をトリミングしてから、ディスプレイ上の目的の四角形に合わせて拡大します。
source max フレーム バッファーの最大サイズを取得します。
video ビデオの四角形のオフセットと範囲を取得します。 ビデオの四角形は、フレーム バッファーに転送される受信ビデオ データの領域を定義します。
video max 入力の最大サイズを返します。
window 表示ウィンドウ フレームの現在のサイズと位置を取得します。
window max 表示全体のサイズを取得します。

lpszFlags

"wait"、"notify"、またはその両方を指定できます。 デジタル ビデオ デバイスの場合は、"テスト" を指定することもできます。 これらのフラグの詳細については、「 待機、通知、およびテスト フラグ」を参照してください。

戻り値

mciSendString 関数の lpszReturnString パラメーターで四角形を返します。 四角形は、このコマンドの lpszRequestRect パラメーターで指定された領域を表します。 四角形は X1 Y1 X2 Y2 として指定されます。 座標 X1 Y1 は四角形の左上隅を指定し、座標 X2 Y2 は幅と高さを指定します。

次のコマンドは、"movie" デバイスの表示四角形を返します。

where movie destination

必要条件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]

関連項目

Mci

MCI コマンド文字列

put