次の方法で共有


メッセージ キュー サービスアーキテクチャの概要

メッセージ キュー サービス (MSMQ) では、サイト/エンタープライズ モデルが使用されます。 通常、サイトは建物などの物理的な場所です。 企業は 1 つ以上のサイトで構成され、organizationを表します。

次の図は、MSMQ サービスのアーキテクチャを示しています。

msmq アーキテクチャ

MSMQ の中核となるのは、メッセージ キュー情報サービス (MQIS) データベースであり、SQL Server上で実行されます。 企業には、プライマリ・エンタープライズ・コントローラーと呼ばれる単一のマスター MQIS があります。 各サイトには、 プライマリ サイト コントローラー と呼ばれる独自の MQIS と、0 個以上の バックアップ サイト コントローラーがあります。 最後に、個々のクライアント コンピューターがあり、それぞれに独自のキュー マネージャーがあり、サービスとして実装されています。 プライマリ エンタープライズ コントローラーはプライマリ サイト コントローラーにすることも、任意のコントローラーをクライアントにすることもできます。

メッセージ キューには、パブリックまたはプライベートのいずれかを指定できます。 パブリック キューは Active Directory に登録され、ネットワーク経由でアクセスできます。 パブリック キュー内のメッセージは、MSMQ の制御下で企業全体にルーティングされます。 クライアント・アプリケーション・メッセージは、サイト・コントローラーのキュー・マネージャー間を移動することによって、クライアントのキュー・マネージャーから宛先キューに移動します。

プライベート キューはローカル キュー マネージャーによって管理され、Active Directory には登録されません。 プライベート キュー メッセージのスコープは、それらが存在するコンピューターに限定されます。