IByteBuffer::Commit メソッド
[ Commit メソッドは、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) 以降、Windows Vista、Windows Server 2008、および以降のバージョンのオペレーティング システムでは使用できません。 IStream インターフェイスも同様の機能を提供します。
Commit メソッドを使用すると、トランザクション モードで開いているオブジェクトに加えられた変更が親ストレージに反映されます。
構文
HRESULT Commit(
[in] LONG grfCommitFlags
);
パラメーター
-
grfCommitFlags [in]
-
ストリーム オブジェクトへの変更をコミットする方法を制御します。 これらの値の定義については、STGC 列挙を参照してください。
戻り値
戻り値は HRESULT です。 S_OK の値は、呼び出しが成功したことを示します。
解説
このメソッドを使用すると、トランザクション モードで開かれたストリーム オブジェクトに対する変更が親ストレージに反映されます。 ストリームが開かれたか最後にコミットされてから行われた変更は、親ストレージ オブジェクトに反映されます。 親がトランザクション モードで開かれている場合でも、後でこのストリーム オブジェクトへの変更をロールバックすると、親は元に戻すことができます。 複合ファイルの実装では、トランザクション モードでストリームを開く機能はサポートされていないため、このメソッドはメモリ バッファーをフラッシュする以外に効果はほとんどありません。
例
次の例は、ストレージへの変更のコミットを示しています。
HRESULT hr;
// Commit the buffer.
hr = pIByteBuff->Commit(STGC_DEFAULT | STGC_CONSOLIDATE);
if (FAILED(hr))
printf("Failed IByteBuffer::Commit\n");
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
クライアント サポートの終了 |
Windows XP |
サーバー サポートの終了 |
Windows Server 2003 |
ヘッダー |
|
タイプ ライブラリ |
|
[DLL] |
|
IID |
IID_IByteBufferは E126F8FE-A7AF-11D0-B88A-00C04FD424B9 として定義されています |