HashedData オブジェクト

[CAPICOM は、Windows Server 2008、Windows Vista、および Windows XP のオペレーティング システムで使用できる 32 ビットのみのコンポーネントです。 代わりに、System.Security.Cryptography 名前空間で HashAlgorithm クラスを使用します。

HashedData オブジェクトは、文字列をハッシュするための機能を提供します。

使用する場合

HashedData オブジェクトは、次のタスクを実行するために使用されます。

  • ハッシュするデータを含むコンテンツ文字列を指定します。
  • 指定したハッシュ アルゴリズムをコンテンツ文字列に適用します。

メンバー

HashedData オブジェクトには、次の種類のメンバーがあります。

メソッド

HashedData オブジェクトには、これらのメソッドがあります。

メソッド 説明
ハッシュ 指定した文字列のハッシュを作成します。

 

プロパティ

HashedData オブジェクトには、これらのプロパティがあります。

プロパティ アクセスの種類 説明
アルゴリズム
読み取り/書き込み
使用するハッシュ アルゴリズムの種類を設定または取得します。

読み取り専用
Hash メソッドの呼び出しが成功した後、 ハッシュ されたデータを取得します。 ハッシュは 16 進形式で返されます。 これは既定のプロパティです。

 

注釈

大量のデータのハッシュを作成するには、データの各部分に対して Hash メソッドを呼び出します。 各データのハッシュは、 プロパティが読み取られるまで Value プロパティに連結されます。 Value プロパティの内容は、プロパティの読み取り時にリセットされます。

HashedData オブジェクトは作成でき、スクリプトを作成しても安全です。 HashedData オブジェクトの ProgID は"CAPICOM" です。HashedData.1"

要件

要件
クライアント サポートの終了
Windows Vista
サーバー サポートの終了
Windows Server 2008
再頒布可能パッケージ
Windows Server 2003 および Windows XP の CAPICOM 2.0 以降
[DLL]
Capicom.dll