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論理ストアと物理ストア

MY、CA、ROOT を含む既定のシステム ストアは、いくつかの定義済みの物理ストアをメンバー ストアとして持つ論理コレクション ストアとして実装されます。 システム ストアのメンバー物理ストアは、システム ストアが開かれると自動的に開かれます。 ユーザーは、任意のシステム ストア コレクションに追加の物理ストアを追加できます。 CryptoAPI 関数 CertRegisterPhysicalStore は、システム ストア コレクションに新しい物理ストアを追加します。 CertUnregisterPhysicalStore は、論理システム ストアから物理ストアの関連付けを解除します。 CertRegisterSystemStore はレジストリ hKey の下に新しいシステム ストアを作成し、 CertUnregisterSystemStore はレジストリからシステム ストアを削除します。

CryptoAPI では、システム ストアは、関連付けられた物理ストアを持つ論理ストアです。 既存のシステム ストア内のすべての証明書は引き続き使用でき、新しい証明書の物理的な追加は、論理システム ストアを構成する物理ストアで行われます。

物理システム ストアを引き続き使用し、論理ストアに変換しないユーザーは、CERT_STORE_PROV_SYSTEM_REGISTRY プロバイダーでシステム ストアを開くことができます。 このプロバイダーは、各システム ストアを 1 つの物理ストアとして引き続き使用します。

CertEnumSystemStoreLocationCertEnumSystemStoreおよび CertEnumPhysicalStore の各関数は、システム ストアの場所、使用可能なシステム ストア、およびシステム ストアのメンバーであるすべての物理ストアを一覧表示します。

システム ストアを再配置することもできます。 既定では、システム ストアは、定義済みのパターンに従ってレジストリ サブキーを基準にして開かれます。 詳細については、「 システム ストアの場所」を参照してください。 CertOpenStore に渡される dwFlags パラメーターにCERT_SYSTEM_STORE_RELOCATE_FLAGを設定すると、定義済みのレジストリ サブキーではなく、ユーザー指定のレジストリ サブキーの下にシステム ストアがレジストリに配置されます。