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システムの復元

コンピューターは時間の経過と同時に使用されるため、復元ポイントは、ユーザーが管理や介入を必要とせずにデータ アーカイブに収集されます。 ユーザーがシステムを以前の状態に復元する必要がある場合は、使用可能な復元ポイントがシステムの復元ユーザー インターフェイスを介してユーザーに表示されます。 ユーザーは、これらの復元ポイントのいずれかを選択できます。 この復元ポイントのアーカイブにアクセスする唯一の方法は、システム復元ユーザー インターフェイスとシステム復元 API を使用することです。これは、データの整合性を保護し、ユーザー、アプリケーション、またはその他のエージェントによる偶発的な変更を防ぐためです。

システムを復元するために、システムの復元では、監視対象のファイルに加えられたファイルの変更が元に戻され、選択した復元ポイントの時点でファイルの状態が再キャプチャされます。 次に、現在のレジストリを、選択した復元ポイント用に保存されているレジストリに置き換えます。

復元後にアプリケーションが目的の動作を持っていることを確認するには、次の操作を行います。

  • システムの復元時にユーザーが個人データ ファイルまたはアプリケーションにアクセスできないようにする情報をレジストリに格納しないでください。 それ以外の場合は、ユーザーがアプリケーションをダウンロードして再インストールできるメカニズムを提供する必要があります。このメカニズムを使用すると、アプリケーションの料金を再度支払う必要はありません。
  • システム復元 API を使用して、インストールとアンインストール時に意味のある復元ポイントを作成します。
  • Windows XP では、保護する主要なアプリケーション バイナリは、Filelist.xmlで使用されるものと一致する拡張機能を使用する必要があります。 詳細については、「 監視対象のファイル名拡張子」を参照してください。 このファイルは、Windows 7 および Windows Vista では使用されません。 ユーザーが編集可能なファイルには、監視対象の拡張機能の種類を使用しないでください。 たとえば、拡張子.iniを使用してユーザーの個人データ ファイルに名前を付けた場合、システムの復元の結果、ユーザーの作業が失われる可能性があります。