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GDI オブジェクト

GDI オブジェクトは、オブジェクトごとに 1 つのハンドルのみをサポートします。 GDI オブジェクトへのハンドルは、プロセスに対してプライベートです。 つまり、GDI オブジェクトを作成したプロセスのみがオブジェクト ハンドルを使用できます。

セッションあたり 65,536 GDI ハンドルの理論上の制限があります。 ただし、使用可能なメモリの影響を受けるので、セッションごとに開くことができる GDI ハンドルの最大数は通常は少なくなっています。

Windows 2000: セッションごとに 16,384 GDI ハンドルの制限があります。

GDI ハンドルの既定のプロセスごとの制限もあります。 この制限を変更するには、次のレジストリ値を設定します。

Hkey_local_machine\ソフトウェア\マイクロソフト\\ Windows NT CurrentVersion\Windows\GDIProcessHandleQuota

この値は、256 ~ 65,536 の範囲の数値に設定できます。

Windows 2000: この値は、256 ~ 16,384 の範囲の数値に設定できます。

GDI オブジェクトの管理

次の表に、GDI オブジェクトと、各オブジェクトの作成者関数とデストロイヤー関数を示します。 作成者関数は、オブジェクトとオブジェクト ハンドルを作成するか、単に既存のオブジェクト ハンドルを返します。 デストロイヤー関数はメモリからオブジェクトを削除し、オブジェクト ハンドルを無効にします。

GDI オブジェクト Creator 関数 デストロイヤー関数
Bitmap CreateBitmapCreateBitmapIndirectCreateCompatibleBitmapCreateDIBitmapCreateDIBSectionCreateDiscardableBitmap DeleteObject
ブラシ CreateBrushIndirectCreateDIBPatternBrushCreateDIBPatternBrushPtCreateHatchBrushCreatePatternBrushCreateSolidBrush DeleteObject
DC CreateDC DeleteDCReleaseDC
拡張メタファイル CreateEnhMetaFile DeleteEnhMetaFile
Enhanced-metafile DC CreateEnhMetaFile CloseEnhMetaFile
フォント CreateFontCreateFontIndirect DeleteObject
メモリ DC CreateCompatibleDC DeleteDC
Metafile CreateMetaFile DeleteMetaFile
メタファイル DC CreateMetaFile CloseMetaFile
[パレット] CreatePalette DeleteObject
ペンと拡張ペン CreatePenCreatePenIndirectExtCreatePen DeleteObject
リージョン CombineRgnCreateEllipticRgnCreateEllipticRgnIndirectCreatePolygonRgnCreatePolygonRgnCreateRectRgnCreateRectRgnIndirectCreateRoundRectRgnExtCreateRegionPathToRegion DeleteObject