ConfirmationType 列挙

IContextNode オブジェクトで発生する可能性がある確認の種類を指定します。

構文

typedef enum ConfirmationType { 
  ConfirmationType_None                   = 0,
  ConfirmationType_NodeTypeAndProperties  = 1,
  ConfirmationType_TopBoundary            = 4
} ConfirmationType;

定数

ConfirmationType_None

確認は適用されません。 IInkAnalyzer は、コンテキスト ノードまたはその子孫を必要に応じて自由に変更できます。

ConfirmationType_NodeTypeAndProperties

IInkAnalyzer は、指定したコンテキスト ノードの型またはプロパティを変更できません。

ConfirmationType_TopBoundary

IInkAnalyzer は、インクの追加や他の ContextNode とのマージなどの操作を実行せず、TopBoundary が現在の上端境界を越えて移動します。 次に例を示します。

  • アプリケーションは一連の Ink を分析し、ParagraphNode が識別されます。
  • アプリケーションは、この段落の TopBoundary を確認します。
  • アプリケーションのユーザーは、現在の段落の上に新しいインクを書き込みます。 analyze が再度呼び出されると、新しいインクは [Confirmed paragraph]\(確認済み\) 段落ノードに組み込まれません。
  • 上部の境界のみが確認されるため、ContextNode は他の方向に拡大し続けることができます。 ストロークを削除すると、上の境界が下に移動する可能性があります。 ContextNode を変換すると、場所が変更される可能性がありますが、新しい場所に追加のインクをマージすることはできません。

この ConfirmationType は、段落ノードにのみ適用されます。

解説

NodeTypeAndProperties 値は、インク ワードノードとインク描画ノードに対してのみ使用できます (「IContextNode::GetType」を参照)。 それ以外の場合は、IContextNode::Confirm からE_INVALIDARGが返されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows XP Tablet PC Edition [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
サポートなし
ヘッダー
IACom.h (IACom_i.c も必要)

関連項目

IContextNode::Confirm

IContextNode::IsConfirmed