通話コントロールとメディア コントロールについて

TAPI 3 の呼び出しとメディア コントロールは、2 つ以上のコンピューター間で呼び出しを行う COM オブジェクト、インターフェイス、およびメソッドの汎用セットです。 TAPI 3 のコンテキストでは、 通話 とは、公衆交換電話網 (PSTN) を介した音声送信だけでなく、サービス プロバイダーが存在するメディアおよびトランスポート メカニズム (企業イントラネットで実行されているマルチメディア マルチキャスト会議など) を指します。

TAPI 3 呼び出しおよびメディア制御アーキテクチャの 5 つのメイン オブジェクトは、TAPIAddressTerminalCallCallHub です。 さらに、 プロバイダー固有のインターフェイスに対してプロビジョニングが行われています。

次の図は、これらのオブジェクトがどのように相互作用するかを示しています。

tapi 3.0 呼び出しオブジェクトとメディア コントロール オブジェクト間の相互作用

機能

  • 呼び出しとメディアの両方の機能を抽象化して、異なる通信プロトコルと一見互換性のない通信プロトコルがアプリケーションに共通のインターフェイスを公開できるようにします。
  • コンポーネント オブジェクト モデル (COM) に基づいて、アプリケーションをほぼすべての言語で記述できます。 COM に関する追加情報が必要な場合は、プラットフォーム ソフトウェア開発キット (SDK) を参照してください。
  • トランスポート固有のメカニズムを実装するテレフォニー サービス プロバイダー (TSP) によって提供される通話制御。
  • Media Service プロバイダー (MSP) によって提供されるメディア コントロール。 現在の MSP は DirectShow を使用します。 DirectShow は、フィルター グラフと呼ばれる構成に配置された、フィルターと呼ばれるプラグ可能なコンポーネントのモジュラー システムです。 フィルター グラフ マネージャーは、これらのフィルターの接続を監視し、ストリームのデータ フローを制御します。 DirectShow に関する追加情報が必要な場合は、プラットフォーム SDK を参照してください。