呼び出しハンドル

「セッション識別子の概要」で説明されているように、呼び出しハンドルとは、TAPI 2.2 アプリケーションが特定の通信セッションを識別する手段です。 アプリケーションがセッションを開始すると、TAPI はそれ以降の操作またはクエリで使用する呼び出しハンドルを返します。 アプリケーションが着信セッションの通知を受け取ると、TAPI は呼び出しハンドルも渡します。

セッションが終了し、セッション状態がアイドル状態になった後、アプリケーションがハンドルの割り当てを解除するか、回線が閉じられるまで、呼び出しハンドルは有効なままになります。 この行は、アプリケーションによって閉じられたり、 LINE_CLOSE メッセージを受け取ったりする場合があります。 回線が閉じている場合、回線上の呼び出しに対するすべての呼び出しハンドルが即座に無効になります。

呼び出しが アイドル 状態に戻った後も、アプリケーションは呼び出しの情報構造と状態を読み取ることができます。 これにより、アプリケーションは lineGetCallInfo などの操作を使用して、ログ記録のために呼び出し情報を取得できます。

アイドル状態の呼び出しのハンドルにアプリケーションがそれ以上使用されていない場合は、 lineDeallocateCall を 呼び出して、呼び出しに関連するシステム割り当てメモリを解放する必要があります。 TAPI は、呼び出しへのハンドルを持つアプリケーションごとに、呼び出しごとにメモリを割り当てます。 サービス プロバイダーは、呼び出し情報を保持するためにメモリを割り当てる可能性があります。 アプリケーションの呼び出しハンドルの割り当てを解除すると、ライブラリとサービス プロバイダーは、これらのメモリ リソースを再利用できます。 呼び出しに対するアプリケーションのハンドルは、割り当て解除が成功すると void になります。

アプリケーション自体は、独自の目的で割り当てた呼び出しに関連するメモリを解放する必要があります。