WebSocket プロトコル コンポーネント API

目的

WebSocket プロトコル コンポーネント API を使用すると、既存のネットワーク中継局全体で動作する HTTP 経由の非同期双方向通信チャネルが可能になります。 WebSocket プロトコル コンポーネント API を使用すると、クライアントは HTTP を使用してサーバーと通信し、両方の側で HTTP がレイヤー化された基になるプロトコル (TCP や SSL など) を使用するように切り替えます。 目標は、最初に HTTP を使用してネットワーク中継局を通過し、確立されたエンドツーエンドの基になる TCP/SSL チャネルを使用して双方向アプリケーション通信を行う方法です。 WebSocket プロトコル [WSPROTO] は IETF で定義され、関連付けられている Javascript API (WebSocket) は WHATWG で定義されます。

このセクションの内容

トピック 説明
WebSocket プロトコル コンポーネント API データ型
WebSocket プロトコル コンポーネント API は、これらのデータ型を定義します。
WebSocket プロトコル コンポーネント API 列挙
WebSocket プロトコル コンポーネント API は、これらの列挙を定義します。
WebSocket プロトコル コンポーネント API 関数
WebSocket プロトコル コンポーネント API は、これらの関数を定義します。
WebSocket プロトコル コンポーネント API の構造
WebSocket プロトコル コンポーネント API は、これらの構造を定義します。

対象となる開発者

WebSocket プロトコル コンポーネント API は、C/C++ プログラマが使用するように設計されています。 HTTP と Windows のネットワークに関する知識が必要です。

Note

Windows で WebSocket プロトコルを使用する推奨される方法は、 Windows HTTP サービス (WinHTTP) API または Windows.Networking.Sockets 名前空間を使用することです。

実行時の要件

WebSocket プロトコル コンポーネント API には、Windows 8以降のバージョンの Windows オペレーティング システムが必要です。 API は、websocket.dllを介して動的にリンクできます。

Note

websocket.dllは、クライアントとサーバーのハンドシェイクに関連する HTTP ヘッダーのサポートを提供し、受信したハンドシェイク データを検証し、WebSocket データ ストリームを解析します。 HTTP 固有の操作 (リダイレクト、認証、プロキシのサポート) を処理したり、I/O 操作 (WebSocket ストリーム バイトの送受信) を実行したりすることはありません。

HTTP

Windows HTTP サービス (WinHTTP)