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メディア パケット サイズについて

メディア パケット サイズは、ネットワーク間でデータを転送する IPX プロトコルの機能に影響を与え、トランスポートに依存しない方法で対処することが困難であることを証明できます。 IPX はパケットをセグメント化せず、サイズ違反が原因でパケットがドロップされたタイミングも報告しません。 つまり、エンド ステーション上の一部のエンティティは、特定のインターネットワーク パスで使用される最大パケット サイズに関する知識を維持する必要があります。 従来、IPX データグラムと SPX 接続指向サービスは、この負荷をアプリケーションに任してきましたが、SPXII では大規模なインターネット パケット ネゴシエーションを使用して透過的に処理してきました。

Winsock は、次のセクションで説明するように、さまざまな IPX プロトコルの合理的なパケット サイズ制限を設定しようとします。 これらの制限は、get/set ソケット オプションを使用してアプリケーションで表示および変更できます。 最大パケット サイズを決定する場合、次の 3 つの領域が問題になります。

  • # メディア パケット サイズ
  • # ルーティング可能なパケット サイズ
  • # 終端ステーションのパケットサイズ

メディア パケット サイズ は、パケットが宛先に走査するすべてのメディアで許容される最大パケット サイズを反映します。 パケット サイズは、イーサネットやトークン リングなどの異なるメディアによって異なります。 パケット内のデータ領域の量は、パケット ヘッダーの配置に応じて、特定のメディア内でも異なる場合があります。 たとえば、イーサネット パケットの有効なデータ サイズは、イーサネット II、イーサネット 802.2、イーサネット SNAP のいずれであるかによって異なります。

ルーティング可能なパケット サイズ は、中間ルーターが転送する最大パケット サイズを反映します。 ほとんどの IPX ルーターは、送受信ネットワークのメディア サイズ内に残っている限り、任意のサイズのデータグラムをルーティングするように構築されています。 ただし、古いルーターでは、プロトコル ヘッダーを含め、最大パケット サイズが 576 バイトに制限される場合があります。

エンド ステーションのパケット サイズ は、エンド ステーションが受信パケットを受信するためにポストしたリッスン バッファーのサイズを反映します。 メディアとルーターの制限によってパケットの通過が許可されている場合でも、受信側アプリケーションがより小さなバッファーをポストした場合、エンド ステーションによって破棄される可能性があります。 従来の IPX/SPX アプリケーションの多くは、データ部分が 512 バイトまたは 1024 バイト以下になるように、受信バッファー サイズを制限します。