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NLA の役割

ネットワークロケーション認識 (NLA) サービス プロバイダーは、異なるネットワーク間を移動する可能性があるコンピューターまたはデバイス、および複数のネットワークが使用可能な場合に最適な構成を選択するために不可欠です。 たとえば、物理ネットワーク間のワイヤレス コンピューター ローミングでは、NLA を使用して、使用可能なネットワーク接続に関する情報に基づいて適切な構成を決定できます。 また、マルチホーム コンピューターが 1 つのネットワークに物理的に接続されている一方で、ダイヤルアップ接続またはトンネルを介して別のネットワークに接続されている場合にも、NLA は価値があることを証明します。

これまで、開発者は論理ネットワーク インターフェイスに関する情報を取得し、さまざまなネットワーク情報に基づいてネットワーク接続に関する決定を行う必要がありました。 このような状況では、開発者は、IP アドレス、インターフェイスのサブネット、インターフェイスに関連付けられているドメイン ネーム システム (DNS) 名、NIC の MAC アドレス、ワイヤレス ネットワーク名、またはその他のネットワーク情報に基づいて、適切なネットワーク インターフェイスを選択する必要がありました。 NLA では、論理ネットワーク接続情報を列挙するための標準インターフェイスを提供し、物理ネットワーク インターフェイス情報と関連付け、以前に返された情報が無効になったときに通知を提供することで、この問題を軽減します。

NLA は、次のネットワークの場所情報を提供します。

論理ネットワークアイデンティティ

NLA はまず、その DNS ドメイン名で論理ネットワークを識別しようとします。 論理ネットワークにドメイン名がない場合、NLA はレジストリに格納されているカスタム静的情報から、最後にサブネット アドレスからネットワークを識別します。

論理ネットワークインターフェイス

コンピューターが接続されているネットワークごとに、NLA は、NIC などの物理インターフェイスまたは RAS 接続などの論理インターフェイスを一意に識別する AdapterName を提供します。 その後、AdapterName を IP ヘルパー API で使用できる関数と共に使用して、さらにインターフェイスの特性を取得できます。

NLA は、関連付けられたクラス GUID とプロパティを使用して、論理ネットワークをサービス クラスとして実装します。 NLA が情報を返す各論理ネットワークは、そのサービス クラスのインスタンスです。