修飾子の追加
修飾子は、クラス、インスタンス、プロパティ、メソッド、またはパラメーターに関する付加情報を提供するデータ文字列です。
次のクラス定義は、クラス修飾子を持つ派生クラスの例です。
[Dynamic, Provider ("ProviderX")]
class MyDerivedClass : MyClass
{
[key] string sKey;
[Implemented] sint32 ValueMethod();
[Implemented] sint32 MyMethod ([in, Id(0)] sint32 Param);
};
修飾子は、標準修飾子、CIM 修飾子、および一意の修飾子に分割できます。その例を次に示します。
標準修飾子
標準修飾子は、WMI によって定義され、MOF コードでよく使用される修飾子です。 たとえば、Dynamic 修飾子と Read 修飾子はどちらも標準修飾子です。 詳細については、「WMI 修飾子」を参照してください。
CIM 修飾子
CIM 修飾子は、CIM 仕様に含まれる修飾子です。 MOF コードでは CIM 修飾子を使用しますが、標準修飾子は特に WMI を念頭に置いて設計されています。 詳細については、DMTF の CIM 仕様に関するページを参照してください。
一意修飾子
一意修飾子は、クラス プロバイダーによって新しいクラス専用に定義された修飾子です。 たとえば、Units 修飾子は、プロバイダー固有の非標準修飾子です。 プロバイダーで使用する独自の修飾子を作成できます。 プロバイダーの作成の詳細については、「WMI プロバイダーの開発」を参照してください。
修飾子が何であれ、MOF コード内で修飾子を使用することが、実行すべき主な作業になります。 詳細については、「修飾子の適用」を参照してください。 修飾子の種類を使用して修飾子をさらに詳しく記述できます。 修飾子の種類には、プロバイダーによる修飾子の使用に関して詳しい情報が含まれています。 詳細については、「修飾子のフレーバーを使用した修飾子の記述」を参照してください。
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