SWbemObject.Path_ プロパティ

SWbemObject オブジェクトの Path_ プロパティからは、現在のクラスまたはインスタンスのオブジェクト パスを表す SWbemObjectPath オブジェクトが返されます。 このプロパティは、オブジェクト パスを必要とするメソッドにパラメータとして渡すことができます。

この構文の説明については、スクリプト API のドキュメント規則に関する記事を参照してください。

このプロパティは読み取り専用です。

構文

SWbemObject.Path_ As Object

プロパティ値

解説

返された SWbemObjectPath インスタンスの Class プロパティのみを変更できます。 他のプロパティを変更しようとした場合、またはメソッド SetAsClass または SetAsSingleton を呼び出そうとすると、wbemErrReadOnly エラーが発生します。

このため、返された SWbemObjectPath インスタンスの Keys プロパティの値である SWbemNamedValueSet オブジェクトを変更することはできません。 この値に対して AddRemove、または DeleteAll メソッドを呼び出そうとすると、wbemErrReadOnly エラーが発生します。 さらに、このコレクションから取得した SWbemNamedValue を変更することはできません。 Value プロパティを変更しようとすると、同じエラー コードが返されます。

ただし、SWbemObject.Clone_ を呼び出してコピーを作成する場合、コピーの SWbemObjectPath.Path プロパティは完全に変更可能です。

TechNet ギャラリーのすべての WMI cimV2 クラスの一覧から取得した次のコード サンプルでは、Path_ プロパティを使用して、すべての WMI cimV2 クラスを一覧表示します。

strComputer = "." 
Set objWMIService=GetObject("winmgmts:{impersonationLevel=impersonate}!\\" & _  
    strComputer & "\root\cimv2") 
  
For Each objclass in objWMIService.SubclassesOf() 
    Wscript.Echo objClass.Path_.Class 
Next 

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows Vista
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2008
Header
Wbemdisp.h
タイプ ライブラリ
Wbemdisp.tlb
[DLL]
Wbemdisp.dll
CLSID
CLSID_SWbemObject
IID
IID_ISWbemObject