BANNER 要素

[このページWindows メディア プレーヤー SDK に関連付けられている機能は、レガシ機能です。 MediaPlayer に置き換わりました。 MediaPlayer は、Windows 10とWindows 11用に最適化されています。 可能な場合は、新しいコードで SDK ではなく MediaPlayerWindows メディア プレーヤー使用することを強くお勧めします。 Microsoft は、レガシ API を使用する既存のコードを、可能であれば新しい API を使用するように書き換えるよう提案しています。]

BANNER 要素は、表示パネルに表示されるグラフィック ファイルへの URL を定義します。

<BANNER
   HREF = "URL"
>
</BANNER>

属性

HREF (必須)

表示パネルに表示されるグラフィック ファイルの URL。

親/子要素

Hierarchy 要素
親要素 ASXENTRY
子要素 ABSTRACTMOREINFO

解説

この要素は、ビデオ コンテンツの下のWindows メディア プレーヤー表示パネルに表示されるグラフィック ファイルへの URL を定義します。 メディアがオーディオのみの場合は、バナー グラフィックが単独で表示されます。 Windows メディア プレーヤーは、グラフィックの高さ 32 ピクセル x 幅 194 ピクセル (バナー バー) を確保します。 URL で定義されているグラフィックがそれよりも小さい場合は、元のサイズで表示されます。 グラフィックが予約領域よりも大きい場合、Windows メディア プレーヤーはスペースに合わせてイメージをトリミングします。

BANNER 要素のスコープ内で ABSTRACT 要素を使用すると、 ユーザーがバナー グラフィックの上にマウス ポインターを置いたときにテキストをツールヒントとして表示できます。 BANNER 要素内の MOREINFO 要素は、ユーザーが バナー グラフィックをクリックしたときにユーザーが取得する URL を定義します。 (URL には、電子メール リンク、Web サイトへのハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) URL、Microsoft JScript コマンドなど、任意のパスまたはプロトコルを指定できます)。 ポインターをグラフィックの上に移動すると、グラフィックは浮き出しになり、ボタンのように見えます。

ASX 要素に対して定義された BANNER 要素は、プレイリスト内のすべてのクリップの再生中に表示されます。 ENTRY 要素で定義された BANNER 要素は、そのクリップの再生中にのみ表示され、その間は親 ASX 要素内で定義されているバナーをオーバーライドします。 ASX 要素Windows メディア プレーヤー BANNERBAR 属性を設定することで、バナーの領域を予約する方法を指定できます。

バナー イメージは、DRM ファイルや、Windows メディア プレーヤーが Web ページに埋め込まれている場合はサポートされていません。

子要素のない BANNER 要素の例を次に示します。

<BANNER HREF="https://sample.microsoft.com/art/banner1.bmp" />

ABSTRACT 要素とMOREINFO 要素を含む BANNER 要素の例を次に示します。

<BANNER HREF="https://www.proseware.com/logos/banner1.bmp">
    <ABSTRACT>Click here to go to our website.</ABSTRACT>
    <MOREINFO HREF="https://sample.microsoft.com" />
    <!-- The text in the Abstract element displays as a 
         ToolTip when the mouse hovers over the banner 
         graphic. When a user clicks the banner, the URL 
         given in the MoreInfo element opens in the 
         browser. -->
</BANNER>

必要条件

要件
Version
Windows メディア プレーヤー バージョン 7.0 以降

関連項目

Windows Media メタファイル要素リファレンス

Windows Media メタファイル リファレンス