Windows Subsystem for Linux (WSL) がオープン ソースになりました。
WSL をサポートするコードは、 GitHub の microsoft/WSL リリースで入手できます。
これが何を意味するか、WSL をダウンロードする方法、ソース コードからビルドする方法、WSL コンポーネントの概要などについて説明します。
コンポーネントの概要
WSL は、一連の配布コンポーネントで構成されます。 一部は Windows で実行され、一部は WSL 2 仮想マシン内で実行されます。
WSL のコードは、次の主要な領域に分割できます。
WSL と対話するエントリ ポイントであるコマンド ライン実行可能ファイル (
wsl.exe
、wslconfig.exe
、wslg.exe
)。 これらは、C:\\Windows\System32\wsl.exe
>CreateProcess()
から実行されるプロセスです。WSL 仮想マシン (VM) を起動する WSL サービスは、インストールされている Linux ディストリビューションを開始し、ファイル アクセス共有などをマウントします(
wslservice.exe
)。Linux init およびデーモン プロセス、WSL 機能を提供するために Linux で実行されるバイナリ: 起動用の
init
、ネットワーク用のgns
、ポートフォワーディング用のlocalhost
など。WSL の Plan9 サーバー実装を使用して、Linux ファイルを Windows に共有する方法:
plan9
。
各コンポーネントの詳細については、WSL オープン ソース ドキュメント サイト の「wsl.dev」を参照してください。
WSL ソース コードは、次の追加のオープン ソース コンポーネントでサポートされています。
- microsoft/wslg: Windows Subsystem for Linux で Wayland および X サーバー関連のシナリオのサポートを含めることができます。グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) は、(コマンド ラインだけでなく) UI を使用して Linux アプリを実行します。
- microsoft/WSL2-Linux-Kernel: Windows Subsystem for Linux 2 (WSL2) で使用される Linux カーネルのソース: WSL2 Linux カーネル。
次のコンポーネントは引き続き Windows イメージの一部であり、現時点ではオープン ソースではありません。
-
Lxcore.sys
: WSL 1 に電源を供給するカーネル側ドライバー -
P9rdr.sys
p9np.dll
:\\wsl.localhost
ファイルシステム リダイレクトを実行するコンポーネント (Windows から Linux)
オープン ソーシング WSL の背後にある歴史とコミュニティの詳細については、Microsoft Build 2025 のブログ発表を参照してください。 Linux 用 Windows サブシステムは、Pierre Boulay によってオープン ソースになりました
GitHub の WSL リポジトリにアクセスして投稿してください: [github.com/WSL]](https://github.com/microsoft/WSL/)。
Windows Subsystem for Linux