Azure Virtual Machines でマルチプレイヤー用 Minecraft: Education Edition をホスト
執筆者: Sarah Guthals (Senior Program Manager, Microsoft Azure)
このポストは、2019 年 5 月 7 日に投稿された Host multiplayer Minecraft: Education Edition on Azure Virtual Machines の翻訳です。
Minecraft はそのクリエイティブな側面から、新しい授業を行ううえで重要な教材の 1 つとなっています。世界中の教師の方々があらゆる教科に合わせた Minecraft プロジェクトを考案し、改善や模索を続けていますが、Minecraft: Education Edition (英語) なら、教師が自分のマシンだけでマルチプレイヤー サーバーを手軽にセットアップして、クラス内で協力して何かを作り上げる共同建築を行ったり、課題解決に取り組んだりすることができます。
このたびマイクロソフトは、新たに Azure Marketplace で Minecraft: Education Edition 仮想マシン (プレビュー) の提供を開始しました。これにより、教師の皆様が Azure のスケーラビリティ、パフォーマンス、セキュリティを活用して、Minecraft: Education Edition のマルチプレイヤー セッションを実行できるようになります。生徒は、学校が発行したメール アドレスでログインするだけでセッションに参加できます。一部の Microsoft 365 Education プランに含まれている Minecraft: Education Edition ライセンスを所有する教育機関の場合、実際に使用した分の仮想マシンの料金だけで利用できます。
Azure で Minecraft: Education Edition を実行すれば、学習エクスペリエンスの柔軟性と制御性が向上します。大規模なマルチプレイヤー セッションをホストできるようなマシンを教師が個人的に所有していたり、教育機関が支給していたりすることはあまりないでしょう。また、生徒が自宅から接続できるようにマルチプレイヤー インスタンスを開放しておくのは難しく、授業中以外は利用できないという場合もあるでしょう。今回のリリースは、Minecraft: Education Edition などの学習エクスペリエンスと Azure クラウドを組み合わせる初の試みとなります。ぜひご意見やご感想をお聞かせください。
Azure では教育関係者や IT 管理者の皆様に無料アカウントを通じて 200 ドルのクレジットと無料のサービス (仮想マシンを含む) を提供しています。また生徒の皆様は、Azure for Students の要件を満たしていれば、100 ドルのクレジットと無料のサービスを利用できます。クレジット カードは不要です。
Minecraft: Education Edition (英語)、Microsoft 365 Education、Azure for Education (英語) の詳細をご確認のうえ、この新しいサービスを授業でご利用ください。また、この情報を学校関係者にもお伝えください。
マルチプレイヤー用 Minecraft: Education Edition サーバーは、わずか数ステップでセットアップでき、生徒はいつでもどこからでも接続できます。
Microsoft Build 2019 にご来場いただけなかった方も、ぜひ DIY サイト (英語) をチェックして、マルチプレイヤー エクスペリエンスをお試しください。
現在、Minecraft: Education Edition を利用されている数名の教師の皆様に今回リリースされた Azure VM での新しいエクスペリエンスをパイロット利用していただいています。
この Minecraft: Education Edition エクスペリエンスの改善にご協力いただける教師や学校の IT 責任者の方はぜひ Sarah Guthals の LinkedIn までお問い合わせください。今後も教育機関とのパートナーシップに取り組んでまいります。