ユース ケースに適したチャットボット ソリューションを選択する
チャットボットは、ユーザー インターフェイスとして自然言語を記述または話したアプリケーションです。 言い換えると、会話とは、質問に回答したり、要求を処理したりするための手段です。
この記事では、Microsoft が提供するチャットボット ソリューションの概要について説明します。 チャットボットを初めて作成する場合は、Power Virtual Agents から開始することをお勧めします。
次の表に、ボットを構築するための Microsoft の製品とサービス、サポートするユーザー、簡単な説明を示します。 以降のセクションでは、各製品について詳しく説明します。
製品 | 対象ユーザー | 説明 |
---|---|---|
Power Virtual Agents | Fusion チーム、市民開発者 | Power Virtual Agents は、組み込みの自然言語理解モデル、Power Automate を介したデータ接続、および複数のチャネルのサポートを備えた、エンドツーエンドのボット構築ツールです。 |
Health Bot | 医療組織 | 医療機関のサポートを提供します。 Health Bot は、準拠した AI を利用した仮想正常性アシスタントと正常性ボットを構築してデプロイするのに役立ちます。 |
Bot Framework SDK | 開発者向け | ツール、テンプレート、関連する AI サービスなど、ボットを構築するためのフレームワークを提供します。 SDK は、Microsoft Teams アプリ ストアで一般公開されているボットを構築する開発者に最適です。 |
Power Virtual Agents
Power Virtual Agents は、プロフェッショナルな開発者とさまざまな分野の専門家が共同作業する フュージョン チームをサポートするように設計されています。 また、市民開発者や専門ベンダーもサポートしています。
Power Virtual Agents は、データ分析、ソリューション構築、プロセス自動化を組み込んだビジネス アプリケーション プラットフォームである Microsoft Power Platform に含まれるチャットボット開発用のツールです。 Power Virtual Agents でボットを構築するために、コードを記述したり、基になる AI テクノロジの詳細を理解したりする必要はありません。 このようなボットは、Power Platform 内で自動化やその他の機能を適用でき、高度なチャットボット エクスペリエンスを迅速に開発できます。
- 仮想エージェントは、Microsoft 365 や Microsoft Dynamics 365 などのさまざまなユーザー プラットフォームに接続できます。
- Power Automate で利用できる 600 を超える事前構築済みデータ コネクタを使用できます。
Power Virtual Agents の詳細については、 製品の概要ページを参照してください。 価格の詳細については、「 Power Virtual Agents の価格」を参照してください。
Health Bot
Health Bot Service は、医療機関が準拠した AI を利用した仮想正常性アシスタントと正常性ボットを構築してデプロイするために使用できるクラウド プラットフォームです。 このサービスは、組織がプロセスを改善し、コストを削減するのに役立ちます。 ユーザーは、自然な会話エクスペリエンスを通じて、健康関連の情報や対話に インテリジェント かつ パーソナライズされた アクセスを提供します。
Health Bot Serviceは、プロバイダー、製薬会社、遠隔医療プロバイダー、医療保険会社などの医療機関の IT 部門の開発者に最適です。 医療機関は、このサービスを使用して 、医療ボット インスタンス を構築し、患者、証明者、およびその他の代表者が対話するシステムと統合できます。
Health Bot Serviceには、トリアージ プロトコルを含む組み込みの医療データベースが含まれています。 正常性ボット インスタンスを拡張して独自のシナリオを含め、他の IT システムやデータ ソースと統合することもできます。
正常性Bot Serviceの詳細については、「正常性ボットの概要」を参照してください。 価格モデルの詳細については、「 適切な Health Bot プランの選択」を参照してください。
Bot Framework SDK
Microsoft Bot Frameworkと Azure Bot Serviceには、インテリジェント ボットを構築、テスト、デプロイ、管理するためのツールが用意されています。 Bot Framework には、ツール、テンプレート、関連する AI サービスなど、ボットを構築するためのモジュール式の拡張可能な SDK が含まれています。 このフレームワークを使用すると、開発者は音声を使用するボットを作成したり、自然言語を理解したり、質問や回答を処理したりできます。
SDK は、Microsoft Teams アプリ ストアで一般公開されているボットを構築する開発者に最適です。
Azure Bot Serviceと Bot Framework オファー:
- ボットを開発するための Bot Framework SDK。
- エンド ツー エンドのボット開発ワークフローをカバーする Bot Framework ツール。
- ボットとチャネル間でメッセージとイベントを送受信するための Bot Connector サービス。
- Azure でのボットのデプロイとチャネルの構成。
さらに、ボットは他の Azure サービスを利用できます。
- インテリジェント なアプリケーションを構築するための Azure Cognitive Services。
- クラウド ストレージ用の Azure Storage。
Bot Framework SDK の詳細については、「 Bot Framework SDK とは」を参照してください。 ボットを作成して Azure にデプロイすると、チャットボット サービスによってリソースが消費されます。 価格の詳細については、「 Azure Bot Services の価格」を参照してください。 Azure でのリソースの消費に関連するコストは、チャットボット サービス自体のコストに加えて発生します。
スキル ボット
高度なシナリオとして、他のボットに機能を提供する スキル ボットを作成できます。 スキル ボットと、さまざまな製品でスキル を使用 するボットを開発できます。 スキル ボットの詳細については、次を参照してください。
- SDK のスキルについて
- Power Virtual Agents ボットをスキルとして使用する
- Power Virtual Agents で使用するスキルを構成する
- Bot Framework SDK を使用してスキルを実装する