Microsoft社が、私のMicrosoftアカウントに使用しているメールアドレスを「職場または学校のアカウント」と誤判定し続けます。ドメインを所有するISPとも連絡を取り合っていますが、ISP側でも「Microsoft社から言われた通りに誤判定しない設定を行ったが、実際には是正されず、対応に苦慮している」との連絡がありました。
私は、Microsoft社は、速やかにこのドメイン誤判定問題を是正すべきだと主張します。つきましては、本コミュニティにて、同じ問題で困っている方と情報を共有させて下さい。そして、Microsoft社への改善を求めていきたい。
【事象】
私は、国内有名ISPから割り当てられた個人用メールアドレスをIDとして、旧Live IDの頃よりMicrosoftアカウントを利用していましたが、2年ほど前から、サインイン時に「(IT管理部門によって作成された)職場または学校アカウント」等の選択肢が出るようになりました。以下が、その画面例です。
図. Windows 10 のOneDriveサインイン時

図. iOSブラウザ(Safari)でのMicrosoftアカウントサインイン時
原因として、Azure ADのカスタムドメイン名にそのISPのドメイン名が登録され、Microsoftアカウントとの照合に用いる「企業用ドメインのリスト」に載った可能性が考えられますが、詳細な経緯は不明です。ドメインを所有するISPは、2018年2月に「Microsoft社から言われた通りに誤判定されないための設定をした」とのこと。現在、当該ドメインのTXTレコードには、MS=で始まる16進数20桁のデータが記されており、その「誤判定されないための設定」と推測されます。
【Microsoftの対応】
問い合わせても、「https://blogs.technet.microsoft.com/mssvrpmj/2016/09/30/azuread-と-microsoft-アカウントの重複問題に対する取り組み/」を紹介するのみです。当該ブログには、Microsoft社自身が誤判定しているケースを挙げていません。
【私の事情】
Microsoftアカウントに用いるメールアドレスに、同じMicrosoft社サービスを使う気はありません。アカウント不正侵入・不本意な凍結等の際のリカバリ時の連絡手段確保のため、1社への依存を避ける、個人としてのリスク管理のためです。そもそもフリーメールはスパムフィルタで弾きたいと考えています。このため、GMailもYahooメールもMicrosoftアカウントのIDには使いません。
【問題点】
(a)Microsoftのプライバシーポリシー声明(エンドユーザーに対する通知)に「組織 (雇用者や学校など) から支給されるメール アドレスを使う場合、ドメインのオーナー (雇用者など) は、(i) ユーザーの アカウントを管理し、(ii) 通信やファイルの内容を含む、ユーザーのデータにアクセスして処理することができる。」とあります。誤判定により、Microsoft社は、私のMicrosoftアカウントの情報を、ISPが勝手に操作出来る状態にしていることになります。これは容認出来ない個人情報漏えいです。2年前から連絡しているにも関わらず、改善は行われていません。Windows
でのMicrosoftアカウントの役割が大きくなっても、個人情報ダダ漏れ状態ではサービスを利用出来ない。Microsoftアカウントでこんな真似をして、使用を制限するならば、Windowsではローカルアカウントのみでも全てのサービスを利用出来るようにすべきです。
(b)たとえ、Microsoftアカウントのメールアドレスを変えたとしても、ID連携が拡大していく中では、誤判定の問題は付いて回ります。つまり、Microsoftアカウントでの問題を放置しても、いずれどこか他のサービスで、今のメールアドレスを企業用と誤判定されることが想定されます。Google
G Suitesにもカスタムドメイン設定があるらしいので、OpenIDに問題があるのかも知れません(OpenID団体に国内ISPが参加していないならば、当然、そういう問題も起きそうで、メールユーザ取り合いの企みにも感じます)。誤判定が是正されなければ、将来において、このメールアドレスを使うな、と言われたようなものです。国内ISPのいくつかで、この問題が起きている様子なので、ISPを変えて済むとも限りません。国内ISPを使うな、と言われたくない。このため、Microsoft社が現在の私のメールアドレスのドメインを企業用と誤判定することを止めるまで(ISPがMicrosoft社の問題だと主張し続ける以上)、この問題を解決したとは見なしません。
(c)そもそも理解出来ない点として、Microsoftアカウントのドメインだけを見て、「職場または学校アカウント」と判断していることです。「ある企業が、あるドメインを所有し、従業員にメールアドレスを提供出来る(Azure ADのカスタムドメインに指定出来る)」ことは真であっても、その逆「あるメールアドレスを用いているユーザーは、そのドメイン所有者の従業員である」は偽であることは明白です。なぜなら、ドメイン所有者とその利用者間の契約関係は、ドメインが同じであることだけでは何ら予断出来ないからです。Microsoft社は、その偽である逆を行ったために、誤判定をしています。ブログで、「職場のメールアドレスをMicrosoftアカウントに利用している人が多数いる」と主張していますが、私のメールアドレスを誤判定している事実から、その主張や人数も眉唾です。全てが嘘とは言いませんが、誤判定との区別が付いているとは思えません。ドメインで判定するならば、JPNICが「.ne.jp」は、国内ISP用として不特定多数向けサービスに提供するドメインと定義しているのだから、「.ne.jp」の時点で、特定企業のみが利用するドメインではない、と判定すべきです。このように、Microsoftアカウントと照合している「企業用ドメインのリスト」の根拠・正当性には大いに問題があります。※従業員用メールアドレスを個人用に使うべきではない点は賛成ですが、ドメインで照合するならば、個人用・不特定多数用メールアドレスのドメインは「ある特定の企業用ドメイン」と誤判定しないことが前提条件です。