データの分析、グラフ作成、および通信のためのツールを備えた Microsoft 表計算ソフトウェアのファミリ。
■ 共有元が「他の PC のデスクトップ」であることによる不安定状態にある
- Windows の「デスクトップ」は ユーザープロファイルの一部であり、 ネットワーク共有を前提に設計されていません。
- ユーザー操作(ログオン/ログオフ、Explorer の再起動、権限変更)で パスやアクセス権が一時的に不安定になることがあります。
- 特に Excel はファイルを開く際に ロックファイル(~$xxx.xlsx)を作成 → 読み込み → 削除 という一連の操作を行うため、共有フォルダが不安定だと固まります。
昼頃に共有元 PC のユーザーが操作していると共有フォルダの応答が一瞬途切れることでExcelがハングすることが起きているように見えます。
■ Wi-Fi 経由の SMB 通信の遅延・再送によるタイムアウト
- Excel はネットワーク越しのファイルを開く際、 SMB プロトコルで大量の細かい I/O を行います。
- Wi-Fi は電波干渉・帯域混雑の影響を受けやすく、 SMB の再送が増えると Excel の読み込みが極端に遅くなることがあります。
- 特に「シート数が多い」「ファイルサイズが大きい」場合は顕著になります。
■ Excel のプリンタ情報取得でハングする問題
Excel は起動時に 既定プリンタの情報を取得します。 ネットワークプリンタが応答しないと Excel が固まることがあります。
- セーフモードではプリンタを読み込まないため開く
- 「余白が大きすぎます」エラーが出るのは プリンタ情報が取得できていない典型症状です。
■ 共有フォルダのロックファイル(~$xxx.xlsx)が壊れている
Excel はファイルを開く際にロックファイルを作成しますが、
- ネットワーク瞬断
- 他ユーザーの強制終了
- SMB の遅延
などでロックファイルが壊れると、 Excel が「開いています(100%)」で止まる典型的な症状になります。
特定の1台だけその状態になりやすい原因はかなり難しい問題ですが、他の2台とWi-Fi NICドライバーのバージョンが違っていないか?
SMB のキャッシュ設定が違っていないか?
資格情報マネージャーの資格情報に違いはないか?
など1つ1つ確認することが必要です。
■ SMB 署名・暗号化の設定差異による遅延
Windows 11 は SMB のセキュリティが強化されており、
- SMB 署名の強制
- 暗号化の有効化
- ファイアウォールの SMB フィルタリング
などが PC ごとに微妙に異なると、 特定の PC だけ遅くなる/固まることがあります。
以上、確認してみてください。