Azure Sphere デバイスの電源プロファイルを設定する

Azure Sphere 電源プロファイルを使用すると、Azure Sphere デバイスで高レベルのアプリケーションを実行している間に、パフォーマンスと省エネルギーのバランスを調整できます。

節電とパフォーマンスのバランスを定義する個別の電源プロファイルの形式で基本設定を指定できます。

Azure Sphere OS は、指定された Power Profile に従って、CPU 周波数を動的に調整して、消費電力とパフォーマンスのバランスを取ります。

メモ

電源プロファイルは再起動しても保持されず、アプリケーションの起動時に常に設定する必要があります。

電源プロファイル オプション

次の 3 つの電源プロファイル オプションを使用できます。

  • PowerSaver: 高度なアプリケーションのパフォーマンスを犠牲にして、省電力を優先する必要があることをシステムに示します。
  • バランス: システム負荷に応じて、高レベルアプリケーションの省電力とパフォーマンスをバランスを取る必要があることをシステムに示します。
  • HighPerformance: 高いレベルのアプリケーションで可能な限り最高のパフォーマンスが必要であることをシステムに示し、消費電力を増加させます。

メモ

システムはより低い周波数で完全に機能したままですが、パフォーマンスに若干の影響を与える可能性があります。

電源プロファイルの動的構成

アプリケーションが実行時に電源プロファイル関数にアクセスできるようにするには、アプリケーション マニフェストPowerControls 機能の SetPowerProfile 値を宣言する必要があります。

実行時に、アプリケーションは PowerManagement_SetSystemPowerProfile() を呼び出して、使用可能な電源プロファイルのいずれかを指定します。

ヘッダー ファイルを含める

電源プロファイルを使用するアプリケーションには、電源管理ヘッダー ファイルを含める必要があります。

#include <applibs/powermanagement.h>