Azure リソース情報の表示とフィルター処理

Azure portal を使用すると、Azure サブスクリプション全体でリソースに関する詳細情報を参照できます。 この記事では、情報をフィルター処理し、さまざまなビューを使用してリソースをより深く理解する方法について説明します。

この記事では、[すべてのリソース] 画面で情報をフィルター処理することに重点を置いています。 仮想マシンなどの個々のリソースの種類の画面には、異なるオプションがある場合があります。

リソースをフィルター処理する

フィルターを使用してリソースのサブセットに焦点を当てて、 [すべてのリソース] の説明を開始します。 次のスクリーンショットは、リソース グループでフィルター処理し、サブスクリプション内の 4 つのリソース グループのうち 2 つを選択した状態を示しています。

リソース グループに基づくビューのフィルター処理

テキスト検索に基づくものを含めて、フィルターを組み合わせることができます。 たとえば、特定のリソース グループを選択した後、フィルター ボックスにテキストを入力したり、別のフィルター オプションを選択したりできます。

ビューに含める列を変更するには、[ビューの管理] を選択し、[列の編集] を選択します。

ビューに表示される列の編集

ビューを保存、使用、削除する

選択したフィルターと列を含むビューを保存できます。 ビューを保存して使用するには、次のようにします。

  1. [ビューの管理][ビューの保存] の順に選択します。

  2. ビューの名前を入力し、[保存] を選択します。 保存されたビューが [ビューの管理] メニューに表示されます。

    保存済みビュー

[既定] といずれかの独自のビューを切り替えて、表示されるリソースの一覧にどのように影響するかを確認します。

[お気に入りビューを選択する] を選択して、いずれかのビューを [すべてのリソース] の既定のビューとして使用することもできます。

作成したビューを削除するには:

  1. [ビューの管理] を選択し、["すべてのリソース" のすべてのビューを参照] を選択します。

  2. [保存されたビュー] ペインで、削除するビューの横にある [削除] アイコン 削除アイコン を選択します。 [OK] を選択して削除を確定します。

ビューから情報をエクスポートする

ビューからリソース情報をエクスポートできます。 CSV 形式で情報をエクスポートするには:

  1. [CSV にエクスポート] を選択します。

    CSV 形式へのエクスポートのスクリーンショット

  2. ファイルをローカルに保存してから、Excel または CSV 形式がサポートされている別のアプリケーションでそのファイルを開きます。

ポータル内を移動すると、個々のリソース グループなど、情報をエクスポートできる領域が他にもあることがわかります。

ビジュアルを使用してリソースを集計する

これまでに見たビューはリスト ビューになっていますが、ビジュアルを含む概要ビューもあります。 これらのビューは、リスト ビューと同じように保存して使用できます。 フィルターは 2 種類のビューの間で保持されます。 次に示す場所ビューなどの標準的なビューや、Azure Storage の状態ビューなど、特定のサービスに関連するビューがあります。

マップ ビュー内のリソースの概要

概要ビューを保存して使用するには、次のようにします。

  1. ビュー メニューで [概要ビュー] を選択します。

    概要ビューのメニュー

  2. [概要] ビューでは場所種類などのさまざまな属性で集計できます。 [集計の方法] オプションおよび適切なビジュアルを選択します。 次のスクリーンショットは、 [Bar chart](棒グラフ) ビジュアルを使用して [種類の概要] を示しています。

    棒グラフを表示する種類の概要

  3. [ビューの管理][ビューの保存] の順に選択して、リスト ビューで行ったのと同様にこのビューを保存します。

概要ビューでは、項目を選択して、その項目にフィルター処理された詳細を表示できます。 前の例を使用すると、グラフの [種類の概要] でバーを選択して、1 種類のリソースにフィルター処理されたリストを表示できます。

種類でフィルター処理されたすべてのリソースのスクリーンショット

Azure Resource Graph でクエリを実行する

Azure Resource Graph は、一連のサブスクリプションにわたって大規模にクエリを実行する機能を備えた、効率的でパフォーマンスに優れたリソース探索を実現します。 Azure portal の [すべてのリソース] 画面には、現在のフィルター表示に範囲が設定された Resource Graph クエリを開くためのリンクが含まれています。

Resource Graph クエリを実行するには、次のようにします。

  1. [クエリを開く] を選択します。

    Azure Resource Graph クエリを開く

  2. Azure Resource Graph エクスプローラーで、 [クエリの実行] を選択して結果を確認します。

    Azure Resource Graph クエリを実行する

詳細については、「Azure Resource Graph エクスプローラーを使用して初めての Resource Graph クエリを実行する」を参照してください。

次のステップ