Azure Automation を使用して Azure SQL Database のデータベースを管理する

適用対象: Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance

このガイドでは、Azure Automation サービスと、このサービスを使用して Azure SQL Database 内のデータベースの管理を簡略化する方法について紹介します。

Azure Automation について

Azure Automation は、プロセスの自動化によってクラウド管理を簡略化するための Azure サービスです。 Azure Automation を使用して実行時間の長いタスク、手動タスク、エラーが発生しやすいタスク、頻繁に繰り返されるタスクを自動化し、信頼性と効率性を向上して組織のゴール達成までの時間を短縮することができます。 作業を開始するための詳細は、「Azure Automation の導入」を参照してください。

Azure Automation は、組織の拡大に伴って変化するニーズに対応可能な、信頼性と可用性の高いワークフロー実行エンジンを提供します。 Azure Automation では、サード パーティ製のシステムによって手動でプロセスを開始したり、必要なときに正確にタスクが起動されるようにスケジュールされた間隔でプロセスを開始できます。

Azure Automation でクラウド管理タスクを自動実行すれば、運用上のオーバーヘッドが削減され、IT/DevOps スタッフの負担が軽減されるため、ビジネス価値の向上にフォーカスすることができます。

Azure Automation がデータベースの管理にどのように役立つか

Azure Automation では、Azure PowerShell ツールで利用可能な PowerShell コマンドレットを使用することにより、 Azure SQL Database 内のデータベースを管理できます。 Azure Automation には、このような Azure SQL Database PowerShell コマンドレットがあらかじめ用意されており、サービス内ですべての SQL Database 管理タスクを実行することができます。 Azure Automation 内のこれらのコマンドレットと別の Azure サービスのコマンドレットを組み合わせて、Azure サービスとサード パーティ システム全体の複雑なタスクを自動化することもできます。

さらに、Azure Automation には、PowerShell を使用して SQL コマンドを発行することにより、SQL サーバーと直接通信する機能もあります。

Azure Automation の Runbook ギャラリーとモジュール ギャラリーでは、Microsoft およびコミュニティから、Azure Automation にインポートできる各種の Runbook が提供されています。 使用するには、ギャラリーから Runbook をダウンロードするか、Azure portal でギャラリーから、または Automation アカウントから、Runbook を直接インポートできます。

Note

Automation Runbook は、Azure リージョン内の任意のデータセンターにある IP アドレスの範囲から実行できます。 詳細については、「 Automation リージョンの DNS レコード」を参照してください。

次のステップ

ここまで、Azure Automation の基本と、Azure Automation を使用して Azure SQL Database を管理する方法について説明しました。Azure Automation の詳細については、次のリンクを参照してください。