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Azure SQL Database のローカル開発環境を設定する

適用対象:Azure SQL Database

この記事では、Azure SQL データベース のローカル開発環境を設定する方法について説明します。 Azure SQL Database のローカル開発エクスペリエンスにより、アプリケーション開発者とデータベースの専門家は、コンテナー化された環境を使用して、Azure SQL Database にあるデータベースのデータベース スキーマを設計、編集、ビルド/検証、発行、実行できます。

前提条件

Azure SQL Database 用にローカル開発環境を構成する前に、次のハードウェアとソフトウェアの要件を満たしていることを確認してください。

  • ソフトウェア要件:
    • 現在、Windows 10 以降のリリース、macOS Mojave 以降のリリース、Linux (できれば Ubuntu 18.04 以降のリリース) でサポートされています
    • Azure Data Studio または Visual Studio Code
  • 最小ハードウェア要件:
    • 8 GB の RAM
    • 10 GB の使用可能なディスク領域

Docker Desktop のインストール

Azure SQL Database のローカル開発環境では、Azure SQL Database パブリック サービスへの高い忠実性を備えたコンテナー化されたデータベースである Azure SQL Database エミュレーターを使用します。 Azure SQL Database エミュレーターは Docker コンテナーとして実装されます。

Docker Desktop をインストールします。 Windows を使用している場合は、WSL 2 で Docker Desktop for Windows を設定します。

Azure SQL Database にローカル開発環境を使用する前に、Docker Desktop が実行されていることを確認します。

拡張機能のインストール

インストールする拡張機能は、使用している開発ツールに応じて異なります。

拡張機能 Visual Studio Code Azure Data Studio
Visual Studio Code 用の mssql 拡張機能 mssql 拡張機能をインストールします。 インストールは必要ありません。 機能としての mssql 拡張機能はネイティブに使用できます。
SQL Database プロジェクトの拡張機能 (プレビュー) インストールは必要ありません。 SQL Database Projects 拡張機能は、mssql 拡張機能にバンドルされており、mssql 拡張機能のインストールまたは更新時に自動的にインストールおよび更新されます。 SQL Database Projects 拡張機能をインストールします。

Visual Studio Code を使用している場合は、Visual Studio Code の mssql 拡張機能をインストールします。

mssql 拡張機能は、データベースに対してクエリを接続して実行し、スクリプトをテストできます。 このデータベースは Azure SQL データベース エミュレーターでローカルで実行されているか、グローバル Azure SQL データベース サービス内で実行されている可能性があります。

拡張機能をインストールするには、次のようにします。

  1. Visual Studio Code で、 [表示]>[コマンド パレット] を選択する、Ctrl+Shift+P を押す、または F1 を押して [コマンド パレット] を開きます。

  2. コマンド パレットで、ドロップダウンから [拡張機能: 拡張機能のインストール] を選択します。

  3. [拡張機能] ウィンドウで、「mssql」と入力します。

  4. [SQL Server (mssql)] 拡張機能を選択し、[インストール] を選択します。

  5. インストールが完了したら、[再読み込み] を選択して拡張機能を有効にします。

  6. SQL イメージを使用して Docker コンテナーを手動で実行する必要はなく、プロジェクトをビルドして発行するときにデプロイされて実行されます。

ローカル開発環境を使用し始める

ここまでで Azure SQL Database のローカル開発環境を設定しました。

次のステップ

Azure SQL Database のローカル開発エクスペリエンスの詳細を確認します。