has_cs 演算子

大文字と小文字を区別する検索文字列を使用して、データのレコード セットをフィルター処理します。 has_cs は、インデックス付き用語を検索します。インデックス付き 用語 は 3 つ以上の文字です。 用語が 3 文字未満の場合、クエリは列内の値をスキャンします。これは、用語インデックスで用語を検索するよりも低速です。

次の表は、指定された省略形を has 使用して演算子を比較します。

  • RHS = 式の右側
  • LHS = 式の左側
演算子 説明 大文字と小文字の区別 例 (true になる)
has 右辺 (RHS) が左辺 (LHS) に 1 つの単語として含まれる いいえ "North America" has "america"
!has RHS が LHS に完全な用語として含まれない いいえ "North America" !has "amer"
has_cs RHS は LHS 内の完全な用語である はい "North America" has_cs "America"
!has_cs RHS が LHS に完全な用語として含まれない はい "North America" !has_cs "amer"

その他の演算子の詳細、およびクエリに最適な演算子については、「 datatype 文字列演算子」を参照してください。

パフォーマンスに関するヒント

Note

パフォーマンスは、検索の種類とデータの構造によって異なります。 ベスト プラクティスについては、「クエリのベスト プラクティス」を参照してください。

構文

T|whereColumnhas_cs(Expression)

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前 必須 説明
T string ✔️ レコードをフィルター処理する表形式の入力。
string ✔️ レコードのフィルター処理に使用される列。
[式] スカラーまたは表形式 ✔️ 検索する式。 値が表形式の式で、複数の列がある場合は、最初の列が使用されます。

戻り値

述語が true である T 内の行。

StormEvents
| summarize event_count=count() by State
| where State has_cs "FLORIDA"

出力

State event_count
FLORIDA 1042

すべての State 値は大文字であるため、"florida" などの同じ値を持つ小文字の文字列を検索しても結果は生成されません。

StormEvents
| summarize event_count=count() by State
| where State has_cs "florida"

出力

State event_count