has 演算子

大文字と小文字を区別しない文字列を使用して、データのレコード セットをフィルター処理します。 has は、インデックス付き用語を検索します。インデックス付き 用語 は 3 文字以上です。 用語が 3 文字未満の場合、クエリは列内の値をスキャンします。これは、用語インデックスで用語を検索するよりも低速です。

次の表では、指定された省略形を has 使用して演算子を比較します。

  • RHS = 式の右側
  • LHS = 式の左側
演算子 説明 大文字と小文字の区別 例 (true になる)
has 右辺 (RHS) が左辺 (LHS) に 1 つの単語として含まれる いいえ "North America" has "america"
!has RHS が LHS に完全な用語として含まれない いいえ "North America" !has "amer"
has_cs RHS は LHS 内の完全な用語である はい "North America" has_cs "America"
!has_cs RHS が LHS に完全な用語として含まれない はい "North America" !has_cs "amer"

その他の演算子の詳細、およびクエリに最適な演算子については、「 datatype 文字列演算子」を参照してください。

パフォーマンスに関するヒント

Note

パフォーマンスは、検索の種類とデータの構造によって異なります。 ベスト プラクティスについては、「クエリのベスト プラクティス」を参照してください。

可能な場合は、大文字と小文字を区別する has_csを使用します。

構文

T|whereColumnhas(Expression)

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前 必須 説明
T string ✔️ レコードをフィルター処理する表形式の入力。
string ✔️ レコードのフィルター処理に使用する列。
[式] スカラーまたは表形式 ✔️ 検索する式。 値が表形式の式で、複数の列がある場合は、最初の列が使用されます。

戻り値

述語が true である T 内の行。

StormEvents
| summarize event_count=count() by State
| where State has "New"
| where event_count > 10
| project State, event_count

出力

State event_count
ニューヨーク 1,750
ニュージャージー 1,044
ニューメキシコ 527
ニューハンプシャー 394