適用対象: 
Azure Data Factory Azure Synapse Analytics
ヒント
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この記事では、いくつかの具体的な例を通して、さまざまな統合ランタイムを使った価格モデルについて説明します。 これらの例では、統合ランタイム上で実行されるコピー アクティビティ、パイプライン アクティビティ、外部アクティビティのみに焦点を当てます。 Data Factory パイプライン オーケストレーション、Data Factory の運用、Data Factory の運用に関する料金は含まれません。 すべての価格の詳細については、データ パイプラインの価格と FAQ に関する記事を参照してください。
統合ランタイム (Azure ではサーバーレスであり、ハイブリッド シナリオではセルフホステッド) には、パイプライン内でアクティビティを実行するために使われるコンピューティング リソースが用意されています。 統合ランタイムの料金は分単位で比例配分された後、切り上げられます。
Note
以下の例で使用されている価格は架空のものであり、実際の価格を暗に示すものではありません。
Azure 統合ランタイム
例 1: 順番に実行されるコピー アクティビティが 6 個ある場合。 最初の 2 個のコピー アクティビティに 4 DIU が使われます。個々の実行時間は 40 秒です。 他の 4 つには 8 DIU の使用が選択されます。個々の実行時間は 1 分 20 秒です。
この例では、最初の 2 個のアクティビティの実行時間はいずれも切り上げられ、それぞれ 1 分になります。 他の 4 つはすべて、それぞれ 2 分に切り上げられます。
例 2: Foreach でトリガーされるコピー アクティビティが 50 個ある場合。 各コピー アクティビティに 4 DIU が使われます。個々の実行時間は 40 秒です。 Foreach では、並列は 50 と構成されています。
この例では、各コピー アクティビティの実行時間は 1 分に切り上げられます。 50 個のコピー アクティビティは並列で実行されますが、異なるコンピューティングが使われます。 そのため、個別に課金されます。
例 3: Foreach でトリガーされる HDInsight アクティビティが 6 個ある場合。 個々の実行時間は 9 分 40 秒です。 Foreach では、並列は 50 と構成されています。
この例では、各 HDInsight アクティビティの実行時間は 10 分に切り上げられます。 6 個の HDInsight アクティビティは並列で実行されますが、異なるコンピューティングが使われます。 そのため、個別に課金されます。
マネージド仮想ネットワークが有効な Azure Integration Runtime
例 1: 順番に実行されるコピー アクティビティが 6 個ある場合。 各コピー アクティビティに 4 DIU が使われます。個々の実行時間は 40 秒です。 キュー時間は 1 分であり、TTL は有効ではないと仮定します。
この例では、実行時間とキュー時間の合計は 2 分に切り上げられます。 TTL は有効ではないので、すべてのコピー アクティビティにキュー時間が発生します。 マネージド仮想ネットワークが有効な Azure Integration Runtime を使ったコピー アクティビティの価格は、$0.25/DIU 時間です。
例 2: 順番に実行されるコピー アクティビティが 6 個ある場合。 コピー アクティビティに 4 DIU が予約されます。個々の実行時間は 40 秒です。 キュー時間は 1 分、TTL は 5 分と仮定します。
コンピューティングが予約されているので、6 個のコピー アクティビティは個別に切り上げられず、まとめて課金されます。 また、TTL が有効なので、最初のコピー アクティビティのみにキュー時間があります。
例 3: Foreach でトリガーされる HDInsight アクティビティが 6 個ある場合。 個々の実行時間は 9 分 40 秒です。 Foreach では、並列は 50 と構成されています。 コンピューティング サイズは 1 です。 TTL は 30 分です。
この例では、各 HDInsight アクティビティの実行時間は 10 分に切り上げられます。 6 個の HDInsight アクティビティは並列してコンカレンシー制限 (800) 内で実行されるので、1 回だけ課金されます。
セルフホステッド統合ランタイム
例 1: 順番に実行されるコピー アクティビティが 6 個ある場合。 個々の実行時間は 40 秒です。
この例では、各コピー アクティビティの実行時間はそれぞれ 1 分に切り上げられます。
例 2: Foreach でトリガーされるコピー アクティビティが 50 個ある場合。 個々の実行時間は 40 秒です。 Foreach では、並列は 50 と構成されています。
この例では、各コピー アクティビティの実行時間は 1 分に切り上げられます。 50 個のコピー アクティビティは並列で実行されますが、個別に課金されます。
例 3: Foreach でトリガーされる HDInsight アクティビティが 6 個ある場合。 個々の実行時間は 9 分 40 秒です。 Foreach では、並列は 50 と構成されています。
この例では、各 HDInsight アクティビティの実行時間は 10 分に切り上げられます。 6 個の HDInsight アクティビティは並列で実行されますが、個別に課金されます。
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