価格設定の例: Azure-SSIS 統合ランタイムで SSIS パッケージを実行する
適用対象: Azure Data Factory Azure Synapse Analytics
ヒント
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この記事では、Azure-SSIS 統合ランタイムで SSIS パッケージを実行するために Azure Data Factory を使用する場合のコストを見積もる方法について説明します。
以下の例で使用されている価格は架空なものであり、実際の価格を暗に示すものではありません。 読み取り/書き込みおよび監視のコストは、通常はごくわずかであり、全体的なコストに大きな影響を与えないため、表示されません。 アクティビティの実行も、料金計算ツールの見積もりで最も近い 1,000 に丸められます。
もっと具体的なシナリオが必要な場合や、将来、サービスを使用する際のコストを見積もる場合は、Azure 料金計算ツールも参照できます。
Azure-SSIS 統合ランタイムの価格設定モデル
Azure-SSIS 統合ランタイム (IR) は、Azure Data Factory (ADF) で SSIS パッケージを実行するための Azure 仮想マシン (VM) の特殊なクラスターです。 これは、プロビジョニングされると、そのユーザー専用になります。そのため、これを使用して SSIS パッケージを実行するかどうかにかかわらず、実行し続ける限り、他のすべての専用の Azure VM と同様に課金されます。 その実行コストについては、ADF ポータルのセットアップ ペインに時間単位の見積もりが表示されます。たとえば、次のようになります。
Azure ハイブリッド特典 (AHB)
Azure ハイブリッド特典 (AHB) を使用すると、Azure-SSIS 統合ランタイム (IR) のコストを削減できます。 AHB を使用すると独自の SQL ライセンスを指定でき、これにより、Azure-SSIS IR のコストを 1 時間あたり 1.938 ドルから 1.158 ドルに削減できます。 AHB の詳細については、Azure ハイブリッド特典 (AHB) の記事を参照してください。
Cost estimation (コスト見積もり)
上の例では、AHB を使用して独自の SQL ライセンスを指定し、Azure-SSIS IR を 2 時間実行し続けると、2 (時間) x 1.158 米ドル/時 = 2.316 米ドルが課金されます。
Azure-SSIS IR の実行コストを管理するには、VM サイズをスケールダウンしたり、クラスター サイズをスケールインしたり、大幅な節約をもたらす Azure ハイブリッド特典 (AHB) オプションを使用して独自の SQL Server ライセンスを取得したりする (Azure-SSIS IR の価格に関するページを参照) か、または SSIS ワークロードを処理するために必要に応じていつでも、オンデマンドで、またはジャストインタイムに Azure-SSIS IR を起動および停止する (Azure-SSIS IR の再構成および Azure-SSIS IR のスケジュール設定に関するページを参照) ことができます。
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