ワークスペースの作成と操作
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ワークスペースは、チームのコードベースのローカル コピーです。 作業をチェックインする準備が整うまでは、ここにコードを分離して開発とテストを行います。 ほとんどの場合、自動的に作成されるワークスペース以外が必要になることはなく、編集する必要もありません。
ワークスペースを変更するか、または異なるブランチで加えた変更について分離と切り替えを行うために、複数のワークスペースを作成することが必要になる場合があります。
ワークスペースを追加、編集、または削除する
Visual Studio では、プロジェクトに接続するか、Ctrl + 0、C キーを押すことで、ワークスペースを管理できます。
[チーム エクスプローラー] の [ホーム] ページ、または Ctrl + 0、H キーで移動してから [ワークスペース] の横にある矢印を選択し、[ワークスペースの管理] を選択します。
または、[ソース管理エクスプローラー] から [ワークスペース] の横にある矢印を選択し [ワークスペース] を選択します。
[ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスで、所有しているすべてのワークスペース (他のコンピューター上のものも含む) を表示する場合は、[リモート ワークスペースを表示する] を選択します。
[追加] または [編集] を選択して、新しいワークスペースや既存のワークスペースの作業フォルダーを変更できます。
ワークスペースを削除する場合は、その前に、[チーム エクスプローラー] の [保留中の変更] ページを開くか、Ctrl + 0、P キーを押して、保留中の変更がないことを確認します。 保留中の変更がある場合は、チェックインするか、またはシェルブできます。
ワークスペースを切り替える
別のワークスペースに切り替えた場合、混乱を防ぐために、必ず [チーム エクスプローラー] と [ソース管理エクスプローラー] の両方で同じワークスペースに切り替えます。
- プロジェクトに接続するか、Ctrl + 0、C キーを押します。
- [チーム エクスプローラー] の [ホーム] ページ、または Ctrl + 0、H キーで移動してから [ワークスペース] の横にある矢印を選択し、使用するワークスペースを選択します。
- [ソース管理エクスプローラー] で、[ワークスペース] の横にある矢印を選択し、作業するワークスペースをクリックします。
コマンド プロンプトから作業する
コマンド プロンプトからワークスペースを作成および管理できます。 Visual Studio ではできないいくつかのタスクを実行することもできます。 たとえば、十分なアクセス許可があれば別のユーザーのワークスペースを削除できます。 Workspace コマンド、Workspaces コマンド、Workfold コマンドに関する記事を参照してください。
Q & A
Q: 作業フォルダーを変更する必要があるのはなぜですか。 変更するにはどうすればよいですか。
A: 一般に、プロジェクト全体は
c:\Users\<ユーザー名>\Source\Workspaces\<プロジェクト名> の下の単一のローカル フォルダーにマップします。
効果的なフォルダー名のヒントを以下に挙げます。
- フォルダー名、サブフォルダー名、ファイル名を短くすると、作業が単純になり、ある種のコード プロジェクトでパスが長いことによって発生する可能性のある問題を回避できます。
- 名前に空白を含めないようにすると、コマンド ライン操作が少しだけ楽になります。
大規模で複雑なコードベースをチームで使用している場合や、必要なファイルだけをワークスペースに含めてパフォーマンスを高めたい場合は、ワークスペースを最適化できます。
Q: フォルダー マッピングの再利用や共有はできますか。
A: はい。 フォルダー マッピングを再利用したり、他のチーム メンバーと共有する場合は、フォルダー マッピングをコピーできます。 [作業フォルダー] の一覧でショートカット メニューを開き、[コピー] をクリックするだけです。 フォルダー マッピングを再利用するには、別のバージョン管理ワークスペースまたはビルド定義のワークスペースに貼り付けます。 他のチーム メンバーとフォルダー マッピングを共有するには、フォルダー マッピングをテキスト ファイルに貼り付け、ファイルを共有します。
Q: "クローク" とは何ですか。
A: ワークスペースからフォルダーを削除する場合に、[クローク] を選択します。 詳細と例については、「ワークスペースの最適化」を参照してください。
非再帰的フォルダーを追加するにはどうすればよいですか。
A: 「ワークスペースの最適化」を参照してください。
Q: 高度なワークスペースのオプションを選択するにはどうすればよいですか。
A:[ワークスペースの編集] ダイアログ ボックスで [詳細設定] を選択すると、その他のオプションが表示されます。
所有者: ワークスペースの所有者のみが使用できます。
ヒント
ワークスペースの所有者を変更するのではなく他のユーザーが作業を続ける必要がある場合、作業を中断 (またはシェルブ) して、そのユーザーとシェルブセットを共有することができます。
コンピューター: このフィールドには、ワークスペースが存在する開発用コンピューター (読み取り専用) が表示されます。 ワークスペースをコンピューター間で移動することはできません。 ただし、開発用コンピューターの名前が変更された場合で、その変更をこのフィールドに表示する場合は、tf workspaces /updatecomputername を実行します。
場所: ほとんどの場合は [ローカル] が最適です。 「ローカル ワークスペースとサーバー ワークスペースのどちらを使用するかを決定する」を参照してください。
ファイル時刻:
各ファイルの日時スタンプを、ワークスペース内のバージョンの変更セットのスタンプに合わせる場合は、[チェックイン] を選択します。 次のようないくつかの問題と例外があります。
- ローカル ファイルを変更すると、日時スタンプはローカル ファイルの最終更新日時と同じになります。
- フォルダーに含まれるファイルに対する保留中の追加または削除操作が存在する場合のみ、この設定がフォルダーに適用されます。
- コード プロジェクトをインクリメンタル ビルドできないことがあります。 その場合、リビルドする必要があります。
日時スタンプを、ローカル ファイルの最終更新日時に合わせる場合は、[現在] を選択します。 たとえば、チーム メンバーが月曜日にファイルに対する最新の変更をチェックインしたとします。 火曜日に、あなたが取得操作を実行してファイルのコピーを更新したとします。 日時スタンプは火曜日に設定されます。
アクセス許可: 1 人の開発者用の開発用コンピューターでワークスペースを使用する場合は、[プライベート ワークスペース] を選択します。 1 台のコンピューターを使用して、多数の競合の解決などの作業でチームが共同作業できるようにする場合は、[パブリック ワークスペース] を選択します。 チーム メンバーがワークスペースを使用できるようにするが、作業をチェックインできないようにする場合は、[パブリック ワークスペース (制限)] を選択します。 このオプションを選択しても、所有者はチェックインできます。
Q: Visual Studio の複数のインスタンスで同じワークスペースを使用することはできますか。
A: Visual Studio では、同じワークスペースに対する複数のインスタンスの実行をブロックしてはいませんが、この使用法はサポートされていません。 また、このような方法で作業すると、ローカル ワークスペースを使用している場合に問題が発生する可能性が高くなります。
Q: コードの追加、取得、アプリの開発、およびチェックインを行うにはどうすればよいですか。
A: サーバーにファイルを追加、サーバーからファイルをダウンロードしアプリを開発し、チェックイン。