Reserved VM Instances での仮想マシン サイズの柔軟性
適用対象: ✔️ Linux VM ✔️ Windows VM ✔️ フレキシブル スケール セット ✔️ 均一スケール セット
予約 VM インスタンスを購入する場合は、インスタンス サイズの柔軟性または容量の優先度を選択します。 予約 VM インスタンスの最適化設定の設定または変更の詳細については、「予約 VM インスタンスの最適化設定を変更する」を参照してください。
インスタンス サイズの柔軟性に向けて最適化された予約仮想マシン インスタンスを使用して、購入した予約を同じインスタンス サイズの柔軟性グループ内の仮想マシン (VM) サイズに適用できます。 つまり、インスタンスの柔軟性グループ内で任意のサイズの予約 VM インスタンスを購入すると、そのインスタンスはグループ内のすべてのサイズに適用されます。 たとえば、Standard_DS3_v2 などの DSv2 シリーズに記載されている VM サイズの予約を購入した場合、同じインスタンス サイズの柔軟性グループに記載されているその他のサイズに予約割引を適用できます。
- Standard_DS1_v2
- Standard_DS2_v2
- Standard_DS3_v2
- Standard_DS4_v2
ただし、別のインスタンス サイズの柔軟性グループに記載されている VM サイズにその予約割引を適用することはできません。たとえば、DSv2 シリーズのハイ メモリの SKU に該当する Standard_DS11_v2、Standard_DS12_v2 などです。
インスタンス サイズの柔軟性グループ内で予約割引が適用される VM の数は、予約を購入するときに選択する VM サイズによって異なります。 また、これは実行させている VM のサイズにも依存します。 比率の列では、そのインスタンス サイズの柔軟性グループ内の各 VM サイズの相対的な占有領域が比較されています。 比率の値を使用して、実行させている VM に対して予約割引がどのように適用されるのか計算します。
例
次の例では、DSv2 シリーズの表にあるサイズと比率を使用します。
予約仮想マシン インスタンスをサイズ Standard_DS4_v2 で購入するとします。ここで、比率、またはこのシリーズ内の他のサイズと比較した相対的なフットプリントは、8 です。
- シナリオ 1: Standard_DS1_v2 サイズの VM を、比率 1 で 8 つ実行します。 これらの 8 つの VM すべてに、予約割引が適用されます。
- シナリオ 2: Standard_DS2_v2 サイズの VM を、各比率 2 で2 つ実行します。 また、Standard_DS3_v2 サイズの VM を、比率 4 で実行します。 フットプリントの合計は 2 + 2 + 4 = 8 です。 したがって、これらの 3 つの VM すべてに、予約割引が適用されます。
- シナリオ 3: Standard_DS5_v2 を、比率 16 で 1 つ実行します。 その VM のコンピューティング コストの半分に、予約割引が適用されます。
- シナリオ 4: Standard_DS5_v2 を比率 16 で実行し、追加の Standard_DS4_v2 予約を比率 8 で購入します。 両方の予約が組み合わされ、VM 全体に割引が適用されます。
次のセクションでは、インスタンス サイズの柔軟性に向けて最適化された予約 VM インスタンスを購入する際に、同じサイズ シリーズのグループ内にあるサイズを示します。 同じ比率を持ち、同じサイズのシリーズ グループ内にある SKU については、実行中の同じ数の VM に対してそれらの SKU の予約を購入しても、追加コストが発生しません。
VM のインスタンス サイズの柔軟性の比率
次の CSV には、インスタンス サイズの柔軟性グループ、ArmSkuName、および比率が含まれています。
プログラムでファイルを使用できるように、Azure によりリンクやスキーマが常に更新されます。
VM 推奨サイズを表示する
Azure では、購入時、VM の推奨サイズが表示されます。 [Optimize for instance size flexibility (preview)] (インスタンス サイズの柔軟性用に最適化する (プレビュー)) オプションを有効にすると、インスタンス サイズの柔軟性によって推奨事項のグループ化と並べ替えが行われます。
次のステップ
詳細については、「Azure の予約とは」を参照してください。