Windows VM 用の Azure Diagnostics 拡張機能
適用対象: ✔️ Windows VM ✔️ フレキシブル スケール セット ✔️ 均一スケール セット
概要
Azure Diagnostics VM 拡張機能を使用すると、Windows VM からパフォーマンス カウンターやイベント ログなどの監視データを収集できます。 Azure Storage アカウントや Azure イベント ハブなど、収集するデータとデータの保存先を細かく指定できます。 Azure Portal でこのデータを使用してグラフを作成したり、メトリック アラートを作成したりすることもできます。
前提条件
オペレーティング システム
Azure Diagnostics 拡張機能は、Windows 10 クライアント、Windows Server 2008 R2、2012、2012 R2、2016 で実行できます。
インターネット接続
Azure Diagnostics 拡張機能では、ターゲットの仮想マシンがインターネットに接続されている必要があります。
拡張機能のスキーマ
このドキュメントでは、Azure Diagnostics 拡張機能のスキーマとプロパティ値について説明します。
テンプレートのデプロイ
Azure VM 拡張機能は、Azure Resource Manager テンプレートでデプロイできます。 前のセクションで詳しく説明した JSON スキーマを Azure Resource Manager テンプレートで使うと、Azure Resource Manager テンプレートのデプロイ時に Azure Diagnostics 拡張機能を実行できます。 「Windows VM と Azure Resource Manager テンプレートで監視と診断を利用する」を参照してください。
Azure CLI でのデプロイ
Azure CLI を使用して、Azure Diagnostics 拡張機能を既存の仮想マシンにデプロイすることができます。 保護された設定と設定のプロパティを上記の拡張機能スキーマの有効な JSON に置き換えます。
az vm extension set \
--resource-group myResourceGroup \
--vm-name myVM \
--name IaaSDiagnostics \
--publisher Microsoft.Azure.Diagnostics \
--version 1.9.0.0 --protected-settings protected-settings.json \
--settings public-settings.json
PowerShell でのデプロイ
Set-AzVMDiagnosticsExtension コマンドを使用して、Azure Diagnostics 拡張機能を既存の仮想マシンに追加することができます。 また、「PowerShell を使用して Windows を実行している仮想マシンで Azure Diagnostics を有効にする」も参照してください。
$vm_resourcegroup = "myvmresourcegroup"
$vm_name = "myvm"
$diagnosticsconfig_path = "DiagnosticsPubConfig.xml"
Set-AzVMDiagnosticsExtension -ResourceGroupName $vm_resourcegroup `
-VMName $vm_name `
-DiagnosticsConfigurationPath $diagnosticsconfig_path
トラブルシューティングとサポート
トラブルシューティング
拡張機能のデプロイ状態に関するデータを取得するには、Azure Portal か Azure CLI を使用します。 特定の VM の拡張機能のデプロイ状態を確認するには、Azure CLI を使用して次のコマンドを実行します。
az vm extension list --resource-group myResourceGroup --vm-name myVM -o table
Azure Diagnostics 拡張機能の包括的なトラブルシューティング ガイドについては、こちらの記事を参照してください。
エラー: "プロファイル操作に失敗しました"
プロファイリングを有効にするには、「Azure 仮想マシン上の Web アプリに対して Profiler を有効にする」に従ってください。
サポート
この記事についてさらにヘルプが必要な場合は、いつでも MSDN の Azure フォーラムと Stack Overflow フォーラムで Azure エキスパートに問い合わせることができます。 または、Azure サポート インシデントを送信できます。 その場合は、Azure サポートのサイトに移動して、[サポートの要求] をクリックします。 Azure サポートの使用方法の詳細については、「 Microsoft Azure サポートに関する FAQ」を参照してください。