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メッセージとインスタンス データ追跡のベスト プラクティス

履歴および追跡データを使用するためのベスト プラクティスを次に示します。

  • 履歴および追跡データを使用するためのセキュリティに関する考慮事項を確認する

  • SQL Server エージェント サービスがすべての MessageBox データベースで実行されていることを確認する

    • SQL Server エージェントは、メッセージ本文を WMI、および履歴データや追跡データで使用できるようにします。 これにより、ジョブを実行してメッセージ ボックス データベースをクリーンアップできます。 SQL Server エージェントの詳細については、SQL Server Books Online を参照してください。
  • メッセージ本文の追跡を有効にする

    • サービス インスタンスの処理が完了した後にメッセージを保存するには、メッセージ本文の追跡が必要です。
  • ビジネス ニーズに合わせて追跡を構成する

    • 履歴データおよび追跡データを表示するためには、BizTalk Server 管理コンソールを使用して追跡を構成しておく必要があります。 追跡オプションを有効または無効にする場合は、いくつかの注意事項があります。 追跡するデータが多いと、それだけ早く、BizTalk 追跡 (BizTalkDTADb) データベースのサイズが肥大化し、実行時のパフォーマンスに悪影響が生じます。 詳細については、「BizTalk Server管理コンソールを使用した追跡の構成」を参照してください。
  • トラブルシューティングまたは監査に適した種類の追跡を選択する

    • 開発環境またはステージング/実稼働環境でトラブルシューティングを行う場合は、アイテム イベント、メッセージのプロパティ、メッセージ本文、オーケストレーションのイベントを詳細に確認できるよう、追跡オプションをすべて有効にすることをお勧めします。 これにより、システムの一連のイベントを作成し直したり、アプリケーションをデバッグできるだけの十分な追跡情報を得ることができます。

    • 実稼働レベルの監査を行う場合は、監査対象のイベントを慎重に選びながら、本当に必要なイベントについてのみ追跡を有効にします。 たとえば、多くの企業は、メッセージがシステムに入ってシステムを終了したことを証明したいと考えています。 そのためには、受信ポートと送信ポートで、それぞれ対応する受信メッセージと送信メッセージの追跡を有効にする必要があります。 必要であれば、メッセージ プロパティやメッセージ本文を追跡することもできます。

    • 主要業績評価指標 (KPI) を評価したり、特定のビジネス マイルストーンの達成度に基づいて進捗状況を評価したりする場合は、ビジネス アクティビティ監視 (BAM) 追跡を使用する必要があります。 BAM 追跡には、メッセージ本文を追跡および格納する機能が限られているため、これが重要な場合は、BAM 追跡と組み合わせて履歴データと追跡データを使用する必要があります。 BAM 追跡の詳細については、「 ビジネス アクティビティ監視の使用」を参照してください。

  • BizTalk 追跡(BizTalkDTADb) データベースのデータを定期的にアーカイブ/削除する

    • 追跡を有効にする場合は、データベースのサイズが大きくなりすぎないように、BizTalk 追跡データベースのデータを定期的にアーカイブ/削除する必要があります。これにより、システムのパフォーマンスを最適な状態に維持することができます。 詳細については、「 BizTalk 追跡データベースのアーカイブと消去」を参照してください。

参照

追跡メッセージおよびインスタンス データの表示