アイテムの管理
このセクションでは、アイテムの管理方法について説明します。BizTalk アプリケーションにアイテムを追加したり、BizTalk アプリケーションからアイテムを削除したりする方法のほか、アイテムのプロパティを構成する方法などを紹介します。
BizTalk アプリケーションには、その実行に必要なアイテムが含まれています。 BizTalk アプリケーションでの成果物の使用方法の背景情報については、「BizTalk アプリケーションとは」を参照してください 。 成果物の背景情報については、「 ランタイム アーキテクチャ」を参照してください。 BizTalk アプリケーションを作成および変更するときに成果物を操作する方法については、「BizTalk アプリケーション の作成と変更」を参照してください。
作成する成果物の管理の大部分は追跡です。 BizTalk Server 管理コンソールを使用して、オーケストレーション、送信ポート、受信ポート、およびパイプラインの実行時にさまざまな追跡オプションを構成できます。 項目の追跡オプションは、ビジネス プロセスを中断することなく、いつでも変更できます。
追跡の構成設定では、次の種類のデータを追跡することができます。
受信または送信イベント データ。 たとえば、メッセージ ID、アイテムの開始時刻および停止時刻です。
受信または送信メッセージ プロパティ。 たとえば、アイテムが処理する各メッセージの全般プロパティや昇格させたプロパティです。
受信または送信メッセージの本文および部分。 たとえば、アイテムが処理する各メッセージの本文やその他の部分です。
オーケストレーション。 オーケストレーション図形の実行データ。
追跡されたメッセージとインスタンス データを表示すると、 いくつかの適切な情報が提供されます。
ヒント
パイプラインで追跡オプションを設定すると、パイプラインを使用するすべてのポートに対して追跡オプションがグローバルに設定されます。 これにより、意図したデータよりもはるかに多くのデータが追跡され、システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。 開発中は、これは正常な場合があります。 運用環境のシナリオでは、パイプラインではなく、送信ポートと受信ポートで追跡オプションを有効にすることをお勧めします。