BizTalk マッパーでのマップの作成
BizTalk マッパーは、Microsoft Visual Studio 環境内で実行されるツールです。 BizTalk マッパーを使用すると、XML メッセージの変換に必要なマップを作成および編集できます。 マップは、オーケストレーション (次の図を参照) に使用されるほか、受信ポートで受け取ったメッセージを処理し、変換を適用してから、送信ポートを介して送信するという目的にも使用されます。
ビジネス プロセスのマップ
マップを使用して、メッセージを変換 (トランスレートまたはトランスフォーム) できます。 トランスレートは、フラット ファイルから XML ファイルへの変換など、ある形式から別の形式にメッセージを変換する処理です。 トランスフォームは、あるメッセージから情報を取得し、別のメッセージにその情報を挿入する処理です。 たとえば、注文書から送付先住所および請求先住所を取得し、請求書に挿入する場合などです。
BizTalk マッパーでは、独自のグラフィカル システムに基づいたアイコンやリンクを使用して、インスタンス メッセージを出力するための入力インスタンス メッセージの変換 (トランスレートまたはトランスフォーム) を表します。 マッパーで使用されるスキーマのグラフィカル表示は、BizTalk エディターと同じものです。 BizTalk マッパーは、XSLT (Extensible Stylesheet Language Transformations) スタイルシートとしてマップを保存します。
Note
BizTalk マッパーは XSLT 1.0 をサポートします。 XSLT 2.0 の使用は、BizTalk マッパーではサポートされていません。
スキーマの作成の詳細については、「 BizTalk エディターを使用したスキーマの作成」を参照してください。 オーケストレーション内でのマップの使用については、「オーケストレーション Designerを使用したオーケストレーションの作成」を参照してください。
Note
マップのパフォーマンスは、マップの複雑さ (Functoid の数と種類)、入力/出力スキーマのサイズ、入力メッセージのサイズ、およびハードウェアに依存します。
BizTalk マッパーのキーボード ショートカットの使用方法については、「 BizTalk マッパーのキーボード ショートカット」を参照してください。