BizTalk アプリケーションをアンインストールする方法
このトピックでは、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] または BTSTask コマンド ライン ツールを使用して、BizTalk アプリケーションをアンインストールする方法を説明します。 これらは、アプリケーションをアンインストールするためにサポートされている唯一の方法です。 BizTalk アプリケーションを更新したときなど、BizTalk 用の .msi ファイルが複数インストールされている場合、.msi ファイルをダブルクリックする方法や msiexec を使用する方法では BizTalk アプリケーションが完全にアンインストールされない可能性があります。したがって、これらのアンインストール方法はサポートされていません。
注意事項
実行中の BizTalk アプリケーションをアンインストールすると、アプリケーションでエラーが発生する場合があります。 この問題を回避するには、「 すべてのサービス インスタンスを検索する方法」の説明に従って、アプリケーションの実行中のサービス インスタンスがないことを確認することをお勧めします。 必要に応じて、「BizTalk アプリケーションを起動および停止する方法」の説明に従って、実行中のすべてのインスタンスを完全に停止する [完全停止] オプション を使用して、アプリケーションを停止できます。 この方法を実行すると、処理中のメッセージが完了しないことに注意してください。
BizTalk アプリケーションをアンインストールするときは、BizTalk に関連するすべてのファイルと設定が削除されるよう、処理前および処理後のスクリプトを BizTalk アプリケーションの .msi ファイルに追加する必要があります。 処理前または処理後のスクリプトを追加していない場合、このトピックの手順に従って BizTalk アプリケーションのファイルと設定をローカル ファイル システムから削除すると、次のような例外が生じます。
BizTalk アプリケーションに仮想ディレクトリが含まれている場合、BizTalk アプリケーションをインストールした後で仮想ディレクトリにファイルを追加していない限り、仮想ディレクトリとそのファイルは削除されます。 アプリケーションをインストールした後で仮想ディレクトリにファイルを追加した場合は、仮想ディレクトリも追加したファイルも削除されません。 仮想ディレクトリと追加ファイルを削除する場合は、明示的に削除する必要があります。
処理前および処理後のスクリプトは削除されますが、インストール時またはアンインストール時にスクリプトによって追加されたファイルは削除されず、スクリプトによって実行されたアクションが取り消されることもありません。 スクリプトが追加したファイルを削除する場合、またはスクリプトのアクションを取り消す場合は、明示的に行う必要があります。
Note
アプリケーションのインポート時に、展開プロパティでインポート先が指定されていた処理前または処理後のスクリプトだけが、アンインストール中に実行されます。 詳細については、「 アプリケーションに前処理スクリプトまたは後処理スクリプトを追加する方法」を参照してください。
BizTalk アプリケーションのアンインストール時に証明書は削除されません。 証明書を削除する場合は、明示的に行う必要があります。 また、コンポーネントは Windows レジストリから削除されず、BizTalk アセンブリはグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) から削除されません。 これらを削除する場合は、明示的に行う必要があります。 詳細については、「 BizTalk アプリケーションの他のファイルと設定を削除する方法」を参照してください。
アンインストールの完了前にアンインストール操作を取り消すと、BizTalk Server はアンインストールをロールバックします。ただし、操作の取り消し前に処理前および処理後のスクリプトによって実行されたアクションはロールバックされません。 アンインストールを開始する前の状態にアプリケーションを復元するには、.msi ファイルをダブルクリックして、アプリケーションを再インストールしてください。 アプリケーションに対して複数の .msi ファイルがインストールされている場合、アプリケーションを再インストールするには、.msi ファイルが最初にインストールされた順序で各 .msi ファイルをダブルクリックする必要があります。
後処理スクリプトの詳細については、「 前処理スクリプトと後処理スクリプトを使用したアプリケーション展開のカスタマイズ」を参照してください。
Note
BizTalk アプリケーションを完全に展開解除するには、「BizTalk グループから BizTalk アプリケーションを削除する方法」の説明に従って、BizTalk アプリケーションを BizTalk グループから削除する必要もあります。
前提条件
このトピックの手順を実行するには、適切なアクセス許可でログオンする必要があります。 詳細については、「 BizTalk アプリケーションの展開と管理に必要なアクセス許可」を参照してください。
BizTalk アプリケーションをアンインストールするには
プログラムのアンインストールまたは変更を使用する場合
アプリケーションを実行しているコンピューターで、[スタート] をクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[プログラムと機能] をダブルクリックします。
[ プログラムのアンインストールまたは変更 ] ページで、削除する BizTalk アプリケーションを右クリックし、[ アンインストール] をクリックします。
Windows インストーラーによって、指定したアプリケーションが削除されます。
複数のコンピューターでアプリケーションを実行している場合は、それぞれのコンピューターで上記の手順を繰り返します。
コマンド ラインの使用
コマンド プロンプトを次のように開きます。[ スタート] をクリックし、[ 実行] をクリックし、「」と入力
cmdして、[OK] をクリック します。次の表に示すように、適切な値に置き換え、次のコマンドを入力します。
BTSTask UninstallApp [/ApplicationName:value]
例:
BTSTask UninstallApp /ApplicationName:MyApplication
パラメーター 値 /Applicationname アンインストールする BizTalk アプリケーションの名前。 名前にスペースが含まれている場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。