コンパイラ コマンド ラインの構文

CL コマンド ラインは次の構文に従います。

CL [option...] file... [option | file]... [lib...] [@command-file] [/link link-opt...]

次の表で、CL コマンドへの入力について説明します。

入力 意味
option 1 つまたは複数の CL オプション。 すべてのオプションが、指定したすべてのソース ファイルに適用されることに注意してください。 オプションは、スラッシュ (/) またはダッシュ (-) で指定します。 オプションに引数を指定できる場合は、そのオプションの説明に、オプションと引数の間にスペースを入力できるかどうかが記述されています。 オプション名 (/HELP オプションを除く) では、大文字と小文字が区別されます。 詳細については、「CL オプションの指定順序」を参照してください。
file 1 つまたは複数のソース ファイル、.obj ファイル、またはライブラリの名前。 CL によってソース ファイルがコンパイルされ、.obj ファイルとライブラリの名前がリンカーに渡されます。 詳細については、「CL ファイル名の構文」を参照してください。
lib 1 つまたは複数のライブラリ名。 CL によってこれらの名前がリンカーに渡されます。
command-file 複数のオプションとファイル名を含むファイル。 詳細については、「CL のコマンド ファイル」を参照してください。
link-opt 1 つまたは複数の MSVC リンカー オプション。 CL によってこれらのオプションがリンカーに渡されます。

コマンド ラインの文字数が 1024 (オペレーティング システムによって指定される上限) を超えない限り、任意の数のオプション、ファイル名、ライブラリ名を指定できます。

cl.exe の戻り値の詳細については、「cl.exe の戻り値」を参照してください。

Note

Windows の今後のリリースでも 1024 文字というコマンド ライン入力の上限が変わらないとは保証されていません。

関連項目

MSVC コンパイラ オプション